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人気の理由や選び方を紹介
低温調理器を使うと、手間なく本格的な料理を自宅で楽しむことができます。
家族の多い方や、一人暮らしで自炊をされる方などで「もっと楽においしく、
栄養バランスがよい料理が作りたい」という場合にはおすすめの調理器具です。
この記事では、低温調理器が国内外で人気の理由や、
低温調理器を使う際の注意すべきポイント、購入時の選び方について解説していきます。
目次
低温調理器とは？国内外で人気の理由
低温調理器は、100℃以下の低温で、じっくり加熱することができる調理器具です。
形状は、スティックタイプが一般的で、低温調理器を鍋に取り付け、加熱温度と時間を設定するだけで簡単に利用できます。分かりやすく説明すると、一定温度での湯せん調理が簡単にできる器具です。
低温調理器は火を使わずに調理できるため、安全性が高いのも人気がある理由の一つです。
ここからは低温調理器が人気の理由をくわしく解説していきます。
ローストビーフやサラダチキンなど様々な料理がおいしく作れる
低温調理器を使うと、ローストビーフやサラダチキンなど様々な料理がおいしく手軽に作れます。
お肉を柔らかく調理するためには、「タンパク質を固くしないこと」「水分が抜けないようにすること」が大切です。タンパク質は高温で調理すると、縮んで固くなる性質がありますし、肉が縮むと、スポンジを絞るように、水分が抜けてしまいます。
低温調理器は、固くなる温度よりも低い温度で長時間加熱するため、タンパク質が固まることなく、水分が保たれて柔らかいお肉料理が作れます。
例えば、ローストビーフやサラダチキンはしっとり柔らかく仕上げられ、おいしく食べられます。また、お肉料理以外にも、魚介類の調理にも利用でき、マグロやサーモンをトロトロ食感にしあげることができます。
もともと低温調理方法は、約40年前にフランスで発明されました。フランスでは、焼く、蒸す、煮るに次ぐ第四の調理法として、レストランで定着しており、フォアグラのテリーヌや魚や豚のコンフィ（オイル煮）など高級レストランでも使われているテクニックです。
それが、低温調理器を使うと、家庭で本格的な調理が手軽にできるのも人気な理由の一つです。新しい調理法が使えると、食卓が一気に豊かになりますね。
調理が非常に簡単
料理の幅が広がること以外に、低温調理器は使い方が非常に簡単なのも、人気の理由です。
使い方はシンプルで、
- 1.食材と調味料をポリ袋やジッパーなどの耐熱袋に入れる
- 2.ボタンで温度と時間をセットする
- 3.時間になるまで放置しておく
この3ステップです。
たったこれだけの手間で、お肉や魚をしっとり柔らかく、プロさながらの本格的な料理に仕上げることができます。
低温調理器を使うときに気を付けるポイント
つづいて、低温調理器を使う時に気を付けるポイントを解説します。
使い方自体は簡単ですが、気を付けないと、思わぬ事故や、食中毒のリスクが高まってしまうため、注意が必要です。
正しい下準備・調理方法・調理時間を守る
低温調理器を使用する際は、「下準備」「調理方法」「調理時間」の3つを正しく守るようにしてください。
まず、下準備をする際は、清潔なまな板・包丁・バッグを使うようにしましょう。料理の基本ですが、低温調理は菌が繁殖しやすい温度でもあるため、清潔な状態で使用し、菌を入れずに食材を汚染させないことが大切です。
次に、調理方法としては、耐熱でない袋を使用すると、バッグが破損する可能性があります。また食材を過剰に入れてしまうと、均一に加熱することができず、食中毒の危険性もあるため注意してください。
調理時間は、食材の種類や厚みによって、変わってきます。また、長時間放置することで細菌が繁殖しやすくなるので、適切な時間を設定するようにしてください。
調理前・調理後のどちらも鮮度に気を付ける
調理前も調理後も食材の鮮度に気を付けた取り扱いが大切です。
食中毒のリスクを減らすためには、可能な限り鮮度の高い食材で調理するようにしましょう。
また、調理後もすぐに食べるか、保存する場合は急冷して、冷蔵庫か冷凍庫で保存するようにしてください。
急冷は氷水を使って行うと良いです。常温で放置すると、食材が傷む原因になりますし、熱いままで冷蔵庫や冷凍庫に保存すると、まわりの食材が傷む可能性がでてきます。
低温調理器の選び方・ポイント
ここからは、低温調理器の選び方やポイントについてお伝えします。
自分にあった低温調理器を選ぶために参考にしてくださいね。
出力パワーとサイズ
出力パワーは、短時間で調理したい場合や、多くの量を一度に調理したい方は確認したいポイントです。
製品のスペックでは、出力パワーは消費電力として記載されており、一般的に低温調理器は850Wと1000Wの製品が多いです。短時間や多くの量で調理をしたい人は、1000W以上の製品を選ぶのがおすすめです。
また、目安として、1～2人用であれば850W、家族が多いなら1000W以上と覚えておきましょう。
ただし、出力パワーが大きい製品は、サイズも大きくなる傾向がありますので、鍋のサイズや、未使用時の置き場所も考慮して選択すると、自分に合った製品を選べます。
温度調整の幅と正確さ
細かく正確に温度調整をしたい場合は、精度を確認してください。
製品によって、温度調整の幅は、1℃刻み、0.5℃刻み、0.1℃刻みと、様々です。
レシピの記載通りの温度で設定したい場合や、好みの仕上がりにアレンジしたい場合は、より細かく設定できる製品にすると、満足度の高い調理ができます。
精度という観点では、誤差範囲も確認しておくと良いでしょう。
誤差範囲とは、設定した温度に対して、実際の調理されている温度の振れ幅です。
製品によっては、スペックに誤差範囲が記載されています。精度の高い製品だと、誤差0.1℃といったレベルで、正確に温度制御できます。
鍋への取り付けやすさ
普段使いするなら、鍋への取り付けやすさも重要です。
低温調理器の取り付け方式は、挟むだけのクリップ式と、しっかり固定するねじ式の2つがあります。
クリップ式は、簡単にセットでき、扱いやすいのがメリットです。鍋のフチに挟んで本体を固定して使用します。デメリットは特殊な形状や厚手の鍋などに固定できないという点です。
ねじ式は、ねじを鍋のフチで締めて固定して使います。セットに時間がかかるのがデメリットですが、使用する鍋が複雑な形状であったり、厚みがある場合でも使いやすいのがメリットです。
基本的にはクリップ式がおすすめで、クリップ式に適していない鍋の形であれば、ねじ式を採用するのが良いでしょう。
操作性と機能
操作しやすいことは、使い続けるストレスを減らしてくれます。温度や時間を設定するパネルやボタンの操作が直感的で、操作しやすいかどうかは使用頻度が高くなればなるほど大切なポイントです。
また、調理終了後の自動OFF機能や、スマホ連携のオプション機能が充実している製品もあるため、使う場面やシチュエーションに応じて、選ぶと良いでしょう。
サポート面
せっかく購入した製品が、上手く操作できなかったり、上手く調理できなかったりしてしまうと、もったいないですよね。特に初心者が安心して使用するには、サポート面も気にしておきましょう。
日本メーカーや、海外の人気のあるメーカーを選ぶと、問い合わせに対する素早い回答や、十分なサポート期間が付与されているなど、安心のサポートが受けられる場合が多いです。
おすすめの低温調理器8選！
最後におすすめの低温調理器を8つ紹介します。
今回紹介する製品は全て、鍋への取り付けがしやすい、クリップ式です。
出力パワーは、少人数向けの800Wから、大人数でも対応できる1200Wまで紹介しています。
商品情報を参考に、自分やご家庭にあった低温調理器を探してくださいね。
アイリスオーヤマ｜IRIS OHYAMA スリム低温調理器 ホワイト LTC-02-W
| 本体サイズ（幅×奥行×高さ） | 50×100×334mm |
| 本体重量 | 900g |
| 消費電力 | 800W |
| 設定可能時間 | 1分〜99時間59分（1分単位） |
| 設定可能温度 | 25〜95℃（0.5℃単位） |
| 最大使用可能水量 | 12L |
ツヴィリング｜ZWILLING Enfinigy 低温調理器 ホワイト 53103-100
| 本体サイズ（幅×奥行×高さ） | 50x85x320mm |
| 本体重量 | 1260g |
| 消費電力 | 1200w |
| 設定可能時間 | 1分〜99時間 59分（1分単位、タイマー設定時間で加熱ストップ、ブザーでお知らせ） タイマー表示： 残り時間/設定温度表示 |
| 設定可能温度 | 0〜99℃（0.5℃単位、加熱のみ、冷却機能無し） 温度表示： 有 |
| 最大使用可能水量 | 最大20L |
グリーンハウス｜GREEN HOUSE GH-SVMA-WH 低温調理器 GH-SVMAシリーズ ホワイト
| 本体サイズ（幅×奥行×高さ） | 50×50×310mm |
| 本体重量 | 約990g |
| 消費電力 | 1000W |
| 設定可能時間 | 記載なし |
| 設定可能温度 | 記載なし |
| 最大使用可能水量 | 記載なし |
アイリスオーヤマ｜IRIS OHYAMA スリム低温調理器 カカオブラウン LTC-02-T
| 本体サイズ（幅×奥行×高さ） | 50×100×334mm |
| 本体重量 | 900g |
| 消費電力 | 800W |
| 設定可能時間 | 1分〜99時間59分（1分単位） |
| 設定可能温度 | 25〜95℃（0.5℃単位） |
| 最大使用可能水量 | 12L |
グルーディア｜GLUDIA GLU-INM01 真空低温調理器 GLUDIA ブラック
| 本体サイズ（幅×奥行×高さ） | 73×125×404mm |
| 本体重量 | 1700g |
| 消費電力 | 1200W |
| 設定可能時間 | 記載なし |
| 設定可能温度 | 記載なし |
| 最大使用可能水量 | 記載なし |
ブルーノ｜BRUNO コンパクト低温調理器 BOE099-GRG グレージュ
| 本体サイズ（幅×奥行×高さ） | 50×90×280mm |
| 本体重量 | 約990g |
| 消費電力 | 1000W |
| 設定可能時間 | 記載なし |
| 設定可能温度 | 記載なし |
| 最大使用可能水量 | 記載なし |
富士商｜FUJISHO 低温調理器 Sous vide cooking F20403
| 本体サイズ（幅×奥行×高さ） | 160×80×370mm |
| 本体重量 | 1310g |
| 消費電力 | 1000W |
| 設定可能時間 | 記載なし |
| 設定可能温度 | 記載なし |
| 最大使用可能水量 | 記載なし |
貝印｜Kai Corporation DK-5129 低温調理器 KaiHouse The Sousvide Machine
| 本体サイズ（幅×奥行×高さ） | 190×77×310mm |
| 本体重量 | 2000g |
| 消費電力 | 1000W |
| 設定可能時間 | 記載なし |
| 設定可能温度 | 記載なし |
| 最大使用可能水量 | 記載なし |
今回の記事では、国内外で人気がある、低温調理器についてお伝えしました。低温調理器の特徴について紹介し、低温調理器を使う際の注意するポイントや、購入時の選び方について解説しました。
低温調理器を使うと、家で本格的な料理を手軽に美味しく作ることができます。
ぜひ、自分に合う低温調理器を使って、食卓を豊かにしてみてくださいね。
-
低温調理器の使用時に気を付けるポイントは？
低温調理器は、細菌などが繁殖しやすい温度で調理するため、下準備・調理方法・調理時間を正しく守り、できるだけ鮮度の高い食材で料理することと、調理後の保存方法にも気を付ける必要があります。詳しくは「低温調理器を使うときに気を付けるポイント」をご覧ください。
-
低温調理器の選び方は？
低温調理器は人数や環境によって「出力」「取り付けやすさ」「操作性」「サポート面」を顧慮して選びましょう。詳しくは「低温調理器の選び方・ポイント」をご覧ください。
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