ノート代わりにおすすめのタブレット5選！メリットや選び方を解説

学校の授業はもちろん、仕事においてもメモを取ることは重要です。その際、タブレットをノート代わりに使用すると、機能の豊富さや携帯性、検索性の高さなど紙よりも便利なポイントが多くあります。

タブレットと同様にデジタルでノートやメモが取れるアイテムとして「電子ノート」がありますが、両者には以下のような違いがあります。

タブレットはノート・メモ以外の用途がありますが、電子ノートはメモ用途に特化したアイテムです。タブレットは多機能でさまざまな場面で幅広く利用でき、価格も高い傾向にあります。

他アプリとの連携や作図などの機能を求める方はタブレットを、ノートのみの用途を求める方は電子ノートといったように、使い方に合わせて選択すると良いでしょう。

タブレットは、手書きのノートにはないメリットが複数あります。ここでは、タブレットをノート代わりにするメリットについて解説していきます。

タブレットは、多種多様な機能を活かして、思い通りのノートを作成できます。例えば、文字に色をつけたり、まっすぐなマーカーを引いたりすることも、簡単かつ綺麗にできます。そのため、紙でノートを取る際の手間を削減でき、時間短縮になる点がメリットと言えます。

また、タブレットの場合、図やグラフ、写真などの挿入が簡単にできるのもおすすめポイントです。タブレット上で図表を作成し簡単に挿入できるため、手書きのノートよりも使い勝手が良いと言えます。タブレットでノートを取るには、内蔵されているメモ機能を使う方法もありますが、ノートアプリを利用することでさらに活用の幅が広がります。

過去のノートやメモの整理、共有がしやすいことも紙のノートにはないメリットです。検索機能を使って文字を指定すれば、自分の確認したいノートをすぐに見つけ出せます。

紙ではないので紛失する可能性もなく、大量のノートやメモを一括で整理、管理できます。学生であれば、教科ごとにノートや資料をフォルダ別に分けて保存しておけば、「たくさんの紙の中から欲しい資料を探す」といった手間を省けるでしょう。

また、ノートやメモを別のアプリや端末に共有できることも、デジタルならではの魅力です。手書きのノートを共有する場合、スキャンや撮影が必要ですが、こういった面倒な手間をかけずに、ノートの内容を共有することができるのが大きなメリットです。

近年はタブレット軽量化が進み、たくさんのノートや資料、筆記用具などを鞄に入れて持ち運ぶよりも、タブレット1台の方が軽く済みます。

また、紙だと鞄の中で折れ曲がったり、どれがどの資料なのか分からなくなったりすることがありますが、タブレットであればかさばる心配が無いので、鞄の中がすっきりします。

紙の場合、直接資料に書き込むと消すのが困難な場合があり、その場合、資料をコピーして、コピーの方にメモをする必要がありますが、タブレット上で書いたメモは後から簡単に消すことができます。

また、タブレット上でメモした資料はメモしていない状態に戻して他の人に簡単に送付できる点もメリットと言えます。

他にも、タブレットの活用方法について知りたい方は、「タブレットでできることは何がある？使用例とおすすめモデルを紹介！」にて詳しく解説しているのでご覧ください。

紙のノートと比べて、タブレットは多様な機能を備えており、汎用性が高いです。

例えば、タブレットのカレンダー機能でURLの紐付けをすることで、目的地の地図やリモート会議のリンクを直接スケジュールに追加できます。ワンクリックで会議に参加できるため、打ち合わせの機会が多い人にとっては便利です。

また、タブレットには検索機能が備わっています。紙のノートの場合は、必要なメモを探すのに時間を要しますが、タブレットでは会議のメモやToDoリストなどのカテゴリを整理しておくことで、検索機能で簡単に欲しい情報にアクセスできます。

他にも、スクリーンショットに直接書き込みができる、AIツールやタスク管理などさまざまなアプリと連携できるなど、用途に合わせて活用可能です。

タブレットには手書きのノートにはない複数のメリットがありますが、デメリットもいくつか存在します。以下で解説します。

タブレットをノート代わりに使う場合、機器不良や破損によって故障する可能性があります。

故障すると今までのノートのデータが失われる可能性があります。最悪の場合は、作成したノートのデータをすべて失うリスクもあるため、タブレットやデータの取り扱いには注意が必要です。

タブレット故障時にデータを失わないためにも、定期的にデータをクラウドへバックアップを取るなどの対策は必須です。

タブレットは、紙の手帳よりも多機能で便利な反面、コストが高額になります。タブレットのスペックによりますが、相場は2万円〜10万円程度です。

しかし、タブレットは動画視聴やタスク管理など機能が豊富なうえに、紙の手帳よりも買い替えの頻度は高くありません。導入コストは高くなりますが、機能の多さや2～3年は使えることを考慮すれば、タブレットの方がコストパフォーマンスは高くなります。

タブレットは充電が切れると使えなくなる点には注意が必要です。ノート作成中に充電が切れるとデータが失われる可能性もあるため、バッテリー残量には気を遣うべきでしょう。

タブレットの使用頻度が高い場合は、モバイルバッテリーなどを常備しておくと安心です。

ノート代わりに使える便利なタブレットは、自身の環境や用途に応じた選び方が重要です。

ここでは、ノート代わりに使えるタブレットの選び方について解説します。

タブレットによってペン入力のスペックが異なるため、自身の用途に適したものを選ぶ必要があります。

タブレットの快適さを重視する場合は、反応速度が速く遅延の少ないタブレットを選べば、ストレスなく使用できるため作業効率が向上するでしょう。メモを取る際の遅延が少ないほど、紙に書いているような自然な書き心地を実現できます。

また、スケッチなどを残したい場合は、筆圧感知機能付きのタブレットを選ぶとよいです。筆圧感知機能とは、ペン入力の強さを感知し、強さに適した線の太さや濃淡を描ける機能です。

タブレットに搭載されているOSには、「iOS」「Android」「Windows」の3つがあります。それぞれのOSの特徴は下記の通りです。
お使いのスマホがiPhoneであれば「iOS」、Androidであれば「Android」を選ぶと、同じ使用感でタブレットが利用できおすすめです。また、PC（Windows）と同じ使用感を求める方は「Windows」を選びましょう。

〇 iOS
・Apple提供のOS
・普段iPhoneを使用している方は扱いやすい
・シンプルな操作感

〇 Android
・グーグル提供のOS
・普段Androidを使用している方は扱いやすい
・自分好みにカスタマイズしたい人向け

〇 Windows
・Microsoft提供のOS
・PC（Windows）の使用感に近い
・officeソフトと互換性があり、資料をまとめやすい

タブレットにはいろいろな画面サイズのモデルがあります。購入する際には用途なども考え、自分の見やすい画面サイズを選びましょう。

持ち運ぶことが多く手元に持って使いたいなら、持ちやすい「7～10インチ」、PCのように据え置きで使いたいなら「11インチ以上」の画面サイズがおすすめです。

タブレットのサイズや選ぶポイントについて詳しくは、「▶タブレットのサイズはどれくらいが使いやすい？サイズ別おすすめ商品を紹介」をご覧ください。

他にも、防水機能が付いたものもあり、防水タブレットであればキッチンやお風呂など場所を選ばず使えます。

防水タブレットについて詳しく知りたい方は、「▶おすすめ防水タブレットを紹介！お風呂・キッチンで使えるケースも解説」をご覧ください。

タブレットをノート代わりにする際におすすめのツールを紹介します。いずれもタブレットでノートを取る際に便利な機能が充実しているため、タブレットをノート代わりしたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

・Notion

Notion（ノーション）は、カレンダーやAIなど多様な機能を搭載したノートアプリです。情報を階層化して整理しやすい点が特徴で、プロジェクト情報や目標へのロードマップなどさまざまなタイプの情報を一元管理できます。

メモ作成以外にも、テキスト生成AIやカレンダー、html変換など、多くの機能を一つのプラットフォームで提供しています。

メモ以外にもさまざまな用途でタブレットを使用したい方におすすめのツールです。

・フリーボード

フリーボードは、iPadOS 16.2以降のiPadに標準でインストールされているノートアプリです。

手書きで文字や絵を書けるほか、テキスト・画像・動画への挿入や、ふせんによる整理などが可能です。また、ドキュメントは共同編集が可能なため、離れた位置にいる人とオンラインホワイトボードとしても利用できます。

直感的な操作でメモを取りたい方や、オンラインで複数の人と共同編集したい方におすすめのアプリです。

・Penultimate

Penultimateは、直感的に操作できるシンプルなインタフェースが特徴のノートアプリです。

紙にペンで書く感覚でタブレット上にノートを作成できるほか、文字以外にも図やイラストをスケッチする際にも役立ちます。

Penultimateの最大の特徴は、Evernoteとの連携です。これにより、ノートの整理やEvernoteを通じた検索が可能になるため、より利便性が向上します。

ノート代わりになるおすすめのタブレットを紹介します。タブレットの購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。

タブレットは機能が豊富で、ノートの代わりとしても役立ちます。たくさんの色ペンを準備する必要もないし、画像や図、グラフなどの挿入も簡単です。電子資料であればタブレットの中にまとめて保存・管理ができるので、紙ベースで持ち歩く必要もありません。

メモを取ったりいろいろな資料を取り扱ったりする場面の多い、大学生や社会人にとって頼もしいアイテムです。

選び方やおすすめのモデルも参考にしていただき、ノートに代わる新しい相棒として、タブレットを活用してみてはいかがでしょうか。

また、以下の記事でタブレットのサイズ別の使用方法や選び方について、詳しく紹介していますのであわせてご参照ください。「▶タブレットのサイズはどれくらいが使いやすい？サイズ別おすすめ商品を紹介」