敷き方のコツや注意点を解説
冬の寒さ対策の1つである電気毛布について、
「電気毛布の正しい使い方は?」「より効率良く電気毛布を使う方法はある?」と
電気毛布が本当に寒さ対策に有効なのか、疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、電気毛布の効果的な使い方や使用時の注意点、快適に使うためのコツを解説します。
電気毛布の使い方【基本的に敷いて使う】
毛布と言えば掛けて使うイメージがありますが、電気毛布の場合は敷いて使うのが基本です。温まった空気は上に行く性質があるので、下に電気毛布を敷くことで身体を暖めやすくなります。
ただし、商品によっては「掛け用」や「敷く用」など、使い方が示されていることがあるので、ご注意ください。
電気毛布の正しい敷き方
ここからは、電気毛布の正しい敷き方について、敷布団で使用する場合とベッドで使用する場合にわけて解説します。
敷布団:電気毛布の上にシーツをかぶせる
敷布団に使用する場合は、以下の手順で電気毛布の上にシーツをかぶせるのがおすすめです。
1.敷布団を敷く
2.敷布団カバーを付ける
3.敷布団の上に電気毛布を敷く
4.電気毛布の上に敷布団用のラップシーツやワンタッチシーツなどをかぶせる
敷きパッドを使う場合は、敷きパッドの下に電気毛布を敷きましょう。電気毛布をシーツの下に敷くメリットは以下の通りです。
主な効果 | 詳細 |
清潔に保てる | ・電気毛布が汗などで汚れにくくなる ・シーツの洗濯によって、電気毛布を清潔に保てる |
ずれやよれを防ぐ | ・シーツによって電気毛布を押さえられるため、しわ・よれ・ずれが生じにくい ・しわ部分が高温になりにくい ・低温やけどのリスクが減る |
毛玉ができにくい | ・電気毛布に身体が直接触れないため、こすれを防げる ・摩擦が減り、毛玉や繊維ぼこりができにくい |
一般的に、電気毛布の大きさはシングルサイズの3分の2程度なので、人が直に横になると、しわができヒーター線が集中して局部的に高温になるケースがあります。そのまま使用を続けると、低温やけどを引き起こすおそれもあるので、電気毛布がしわになったままでの使用を避けるように警告しているメーカーもあります。
また、アクリル素材は毛玉が発生しやすいため、寝具を選ぶ際には使われている素材にも注目しましょう。
ベッド:敷きパッドを併用する
ベッドを使う際も、電気毛布は身体の下に敷いて使うのがおすすめです。具体的な電気毛布の敷き方は、以下の通りです。
1.ベッドのマットレスの上にベッドパッドを敷く
2.ベッドパッドの上に電気毛布を敷く
3.電気毛布の上にボックスシーツやフラットシーツをかぶせる
ただこの順番で敷くと、電気毛布のコードやコントローラーがあることによって、ボックスシーツがめくれたり操作しにくかったりします。そんなときは、以下の手順で敷きパッドを併用しましょう。
1.マットレスの上にベッドパッドを敷く
2.ベッドパッドの上にボックスシーツをかぶせる
3.ボックスシーツの上に電気毛布を敷く
4.一番上に敷きパッドを敷く
敷きパッドを使えば、電気毛布がボックスシーツの中に入らないので操作しやすく、ベッドメイキングが崩れる心配もありません。
電気毛布の効果を上げる使い方
電気毛布の効果を高める使い方は次の通りです。
ここからは、それぞれの使い方について詳しく解説します。
メーカー指定の向きで使用する
心地良い睡眠空間を得るには「頭寒足熱」がおすすめとされています。電気毛布は足元が暖まるように設計されているため、メーカーが指定する正しい向きで使用するのが暖房効果を高めるコツです。
向きを逆にしてしまうと、頭付近は暖かくなる一方で足元は暖まらないので、寝付きが悪くなる可能性があります。電気毛布の向きを確認し、足元を暖められるように配置しましょう。
就寝時刻の30分前から暖めておく
就寝する15〜30分前くらいから電気毛布のスイッチを入れて暖めておくと、寝床全体に熱が伝わり、暖かい状態で眠れます。
もし暖かさが足りないようであれば、設定温度を上げるのではなく、電気毛布の熱をより保温できるよう厚手の毛布に変えるのがおすすめです。電気毛布の熱が逃げにくくなるため、設定温度を上げなくても効率良く寝床を暖められます。
オフタイマー・オンタイマーの機能を活用する
電気毛布には、使用2時間後に自動で電源オフになり、6時間後にオンにできるなどのタイマー機能があります。オフタイマーとオンタイマーを有効活用すると、より快適に睡眠環境をつくれます。
寝付く頃までは電気毛布で暖められるようにタイマーを設定すれば、スムーズに眠りやすくなります。さらに、就寝したあとに電源が切れるようにオフタイマーを設定しておけば、「暑すぎて眠れない」といったことを避けられます。
また、起床する頃にオンタイマーを活用すれば、朝も暖かい状態に保つことができます。明け方は1日の中でも体温が低く、外気温も下がっているため、冷えを感じやすい時間帯です。タイマー機能を有効に活用して、快適空間をつくりましょう。
電気毛布を使用する際の注意点
電気毛布は適切に使用しないと、低温やけどや脱水、肌の乾燥などの原因となる可能性があります。ここからは、電気毛布を使用する際の注意点について詳しく解説します。
適切な温度に設定する
電気毛布は、弱・中・高などと温度の高さを設定できる場合がほとんどですが、就寝時には電源を切るか「弱」に設定しておきましょう。中や強のまま眠ってしまうと、汗が多く出る可能性があります。
また、仮に弱の設定であっても肌や喉の乾燥につながるおそれもあるため、長時間の使用は控え、タイマー機能などを使ってトラブルを防ぎましょう。
丁寧に取り扱う
電気毛布は毛布とはいえ電化製品であるため、丁寧な取り扱いを心がけましょう。電気毛布の内部には熱を発生させる、「ヒーター線」が組み込まれています。雑な扱いでヒーター線が傷むと、局部的に高温になったり故障の原因になったりします。
お手入れの際は、水洗いや乾燥機能が使えるかどうか、説明書をよく確認しましょう。
おすすめの電気毛布7選
ここでは、おすすめの電気毛布を7つ紹介します。サイズや機能を確認し、希望に合った商品を探してみましょう。
エスケイジャパン|SKJapan 洗えるフランネル敷毛布 QTK-TO1570
本体サイズ | 約150cm×70cm |
対応サイズ | シングルサイズ |
コードの長さ | 2.1m |
材質 | 表面材質:ポリエステル100% |
抗菌防臭加工 | 抗菌防臭加工なし |
洗濯 | 洗濯可 |
タイマー機能 | タイマーあり |
消費電力 | 60W |
ヤマゼン|YAMAZEN フランネル電気敷き毛布 YAMAZEN YMS-FK33K(SN)
本体サイズ | 140×80cm |
コードの長さ | 電源側:約1.96cm、本体側:約0.65cm |
材質 | 表面:ポリエステル100%、発熱布:たて糸ポリエステル100%、よこ糸(毛羽部分)ポリエステル70% アクリル30% |
洗濯 | 丸洗い可 |
消費電力 | 40W |
広電|KODEN 電気毛布 敷き フランネル ブラウン VWA401H-B
本体サイズ | 130×80cm |
対応サイズ | シングルサイズ |
洗濯 | 洗濯可 |
タイマー機能 | タイマーなし |
消費電力 | 40W |
ユアサプライムス|YUASA PRIMUS プレミアムフェイクファー 電気掛敷毛布 YCB-PF60E(C)
本体サイズ | 約188×130cm |
対応サイズ | セミダブルサイズ |
コードの長さ | 電源側約1.96m、毛布側1.0約m |
材質 | ポリエステル100% |
洗濯 | 洗濯可 |
消費電力 | 40W |
ヤマゼン|YAMAZEN ハンズフリー 掛け 敷き電気毛布 YAMAZEN YKMK-SMH60
本体サイズ | たて約188×よこ130cm |
コードの長さ | 電源側:約1.96m、本体側:約1.7m |
洗濯 | 丸洗い可(ドラム式は不可) |
消費電力 | 60W |
コイズミ|KOIZUMI 電気敷毛布 リサラーソン・ライオン KDS-L304
本体サイズ | 200×100×0.1cm |
対応サイズ | シングルサイズ |
コードの長さ | (電源側):約1.9m・(本体側):約1.7m |
材質 | 表裏面ポリエステル100%/発熱布ポリエステル100% |
洗濯 | 洗濯可 |
タイマー機能 | タイマーなし |
消費電力 | 75W |
広電|KODEN 電気毛布 敷き ラビットファー CWB801R-HM
本体サイズ | 188×130cm |
対応サイズ | シングルサイズ |
材質 | ポリエステル |
洗濯 | 洗濯可 |
タイマー機能 | タイマーなし |
消費電力 | 80W |
基本的に電気毛布は、身体に掛けるのではなく、敷いて使います。身体の下に敷くことで、効率良く熱を利用して底冷えを回避し、冬でも寝床を暖められます。
電気毛布の効果を高めるには、メーカー指定の向きで使用するほか、就寝30分前に暖め始めたり、オン・オフタイマー機能を利用したりする方法が効果的です。眠っている間は電源を切って、過度な発汗や低温やけどなどを防ぎ、快眠できるように調節しましょう。
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電気毛布にはカバーを付けますか?
カバーやシーツは、電気毛布の上に敷きましょう。カバーやシーツは簡単に洗えるため、電気毛布を清潔な状態に保てるほか、毛玉もできにくくなるでしょう。詳しくは「▶電気毛布の正しい敷き方」をご参照ください。
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電気毛布を敷くときの順番はありますか?
寝具がベッドか敷布団かによって異なりますが、基本的にはシーツの下に電気毛布を敷いて使用しましょう。詳しくは「▶電気毛布の正しい敷き方」をご参照ください。