特徴・使い方・調理方法・選び方を解説
ブレンダーとミキサーは、どちらも食材を細かく刻むことができ、
料理の時短やレパートリーの幅が広がる便利な家電ですが、
「ブレンダーとミキサーの違いは?」「ブレンダーとミキサーの使い方は?」
といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ミキサーとブレンダーの違いや特徴、失敗しない選び方を解説します。
ミキサーとブレンダーそれぞれのメリットや使い分けが分かるので、ぜひ参考にしてください。
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目次
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ブレンダーとミキサーの違い
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ブレンダーの特徴:手持ちで使う調理器具
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ミキサーの特徴:据え置きで使う調理器具
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どちらもスムージーやスープ作りに使用できる
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ブレンダーとミキサーでできること・使い方
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ブレンダー:食品の食感を残してすり潰せる
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ミキサー:食品を完全にかき混ぜてジュース状にできる
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失敗しないブレンダーの選び方
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ブレード(刃)素材と回転スピードで性能を確認する
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使用目的に合わせて容量を選ぶ
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手入れが簡単なものを選ぶ
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静音設計かどうか確認する
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安全設計や自動検知システムの搭載を確認する
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失敗しないミキサーの選び方
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使用目的に合わせて容量を選ぶ
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ブレード(刃)素材や回転スピードなどの性能を確認する
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対応食材の確認をする
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容器の材質を確認する
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アタッチメントの種類を確認する
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ブレンダー・ミキサーおすすめ10選
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ブレンダーおすすめ5選
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ミキサーおすすめ5選
ブレンダーとミキサーの違い
ブレンダーとミキサーは、どちらも食材を細かく刻んだり、かき混ぜたりできる調理器具です。
日本では、手持ち型のものをブレンダー(ハンドブレンダー)、据え置き型のものをミキサーと区別していますが、英語圏では同じものとして扱われています。海外では「ブレンダー」表記で統一されているため、海外製品を購入する際には、表記の違いに注意が必要です。
ここからは、ブレンダーとミキサーの使い方や、メリット・デメリットを解説していきます。
ブレンダーの特徴:手持ちで使う調理器具
手持ちで使うブレンダーは、取り外し式のアタッチメント(刃)の種類が豊富です。アタッチメントを付け替えることで、「つぶす」「すり下ろす」「混ぜ合わせる」「泡立てる」「刻む」など、さまざまな調理に対応できます。
一度に多くの食材を調理するには不向きですが、スープや離乳食、スムージーを手軽に作りたい方におすすめです。ただしモデルによってアタッチメントが取り外せないタイプもあるので、購入前に確認しておきましょう。
ブレンダーのメリット・デメリットは、以下の通りです。
| メリット | ・片手で持てるサイズで使いやすい ・洗いやすくお手入れが簡単 ・鍋に直接入れて使える ・コンパクトで収納しやすい |
| デメリット | ・サイズが小さくたくさんの食材が入らない ・パワーが弱く粉砕力はミキサーに劣る ・刃がむき出しのタイプはケガに注意が必要 |
ブレンダーを使ってできる調理の詳細は、「▶ハンドブレンダーでできることは?便利ポイントと使い方を解説」をご覧ください。
ミキサーの特徴:据え置きで使う調理器具
据え置きタイプのミキサーは、かき混ぜることが主な機能で、ブレンダーよりも大型のモデルが多いです。かき混ぜる力が強く、大きくて硬い食材を調理する場合はミキサーが適しています。
ただし設置スペースを取るので、置き場所や収納場所を事前に確認しておくのがおすすめです。
ミキサーのメリット・デメリットは以下の通りです。
| メリット | ・たくさんの食材を一度に入れられる ・パワーが強く繊維質や硬い食材も粉砕できる ・サイズが豊富 |
| デメリット | ・広い収納スペースが必要 ・持ち運びにくい |
どちらもスムージーやスープ作りに使用できる
ブレンダーとミキサーは、どちらも野菜や果物などの固形食材を粉砕・スライス・かき混ぜることができる調理器具です。液状になるまでかき混ぜられるため、スープやスムージー、離乳食などを作るのに適しています。
ただし、ジューサーと違い、さらりとした液体を作るのには不向きです。野菜のエキスや果汁を搾り出したジュースを作りたい場合は、ジューサーの購入も視野に入れましょう。
ブレンダーとミキサーでできること・使い方
ブレンダーとミキサーは、どちらも食材を混ぜる・すり潰すなどを行える調理器具ですが、仕上がりや使い方に違いがあります。
ブレンダーはスープや離乳食、ミキサーはスムージーやジュース作りにおすすめです。ここでは、ブレンダーとミキサーのできることや調理方法を解説していきます。
ブレンダー:食品の食感を残してすり潰せる
ブレンダーは、鍋やボウルに直接入れて使うことができます。スープやポタージュのほか、離乳食やスムージーなど、食材の食感をほどよく残したい調理に向いています。
| できること | ・刻む ・かき混ぜる ・つぶす ・泡立てる など |
| ブレンダーが得意な調理 | ・ディップソース:食材の形をほどよく残せる ・パン:ボウルの中でドライイーストを効率良く混ぜることができる ・ゼリー:砂糖を均一に混ぜることができる など |
ブレンダーはアタッチメントを付け替えることで多彩な調理が可能で、1台で複数の工程をこなせます。一人暮らしや調理時間を短縮したい方に特におすすめです。
ミキサー:食品を完全にかき混ぜてジュース状にできる
ミキサーはブレード(刃)で食材をかき混ぜ、なめらかな仕上がりにすることが得意です。繊維の多い果物や野菜も均一に混ぜられるため、スムージー作りに適しています。
| できること | ・細かく刻む ・粉末状にする ・ペースト状にする など |
| ミキサーが得意な調理 | ・シェイク:粘りがある食感にできる ・プロテイン:素早く完全に粉と水分を完全に混ぜることができる など |
ミキサーは、ブレンダーよりも一度に調理できる量が多いので、まとめて調理したいときに便利です。ボタン操作だけで使えるため、忙しい朝のドリンク作りや料理の下ごしらえに活躍します。
失敗しないブレンダーの選び方
ブレンダーを選ぶポイントは以下の5つです。
それぞれ具体的に解説していきます。
ブレード(刃)素材と回転スピードで性能を確認する
ブレード(刃)の素材は、基本的にステンレス製です。チタンコーティングされたブレードは価格が高めですが、強度や耐久性が向上します。長く使用したい場合は、チタンコーティングモデルがおすすめです。
一方安価なタイプは、ブレードにプラスチックを使用しているケースもあります。プラスチックは熱に弱く、加熱中の鍋に直接入れて調理できないなど用途が制限されるため、購入前に素材を確認しましょう。
ブレンダーは回転スピードが速いほど、食材は素早くなめらかに整います。ブレンダーのパワー(かき混ぜる力)は回転数で決まり、回転数が多いほどなめらかに仕上がります。粉砕力を重視する場合は、回転数20,000~30,000回転のハイパワーモデルがおすすめです。
モデルによっては回転スピードを調節できる機能が搭載されており、ダイヤル回転式やスイッチ式、ブレンダーを握る強さなどの方式があります。仕上がりや調理スピードにこだわりたい場合は、調節機能が付いているモデルを選びましょう。
使用目的に合わせて容量を選ぶ
ブレンダーの容量は、作りたい料理や家族の人数に合わせて選びましょう。一般的なサイズは500~1,000mlですが、200~300mlのコンパクトタイプもあります。おすすめの容量を、使用用途別に以下の表にまとめました。
| おすすめの容量 | 使用目的 |
| 500ml以下 | 自分用のスムージー作り |
| 1,000ml以上 | 家族全員の料理の下ごしらえなど |
使用目的によって最適な容量が異なるため、用途に合ったサイズを購入しましょう。
手入れが簡単なものを選ぶ
ブレンダーはブレードの周りに食材が入り込みやすく、洗いにくい場合があります。お手入れが簡単なブレンダーを選びたい方は、以下の機能を備えたブレンダーがおすすめです。
・ブレード(刃)が取り外せる
・丸洗いできる
・自動クリーニングモードを搭載している
ブレードが取り外せて丸洗いできるタイプは、簡単に汚れを落とせます。自動クリーニングモード搭載のモデルであれば、コンテナや専用カップにぬるま湯と食器用洗剤を数滴入れ、数十秒稼働させるだけで洗浄できます。こびりついた食材も落としやすいため、手入れの手間を大幅に省けます。
静音設計かどうか確認する
ブレンダーは、作動させると駆動音や振動音が発生し、パワーの大きいタイプほど音も大きくなります。ブレンダーの音が気になる方は静音設計のモデルがおすすめです。
また、ブレンダーの下に厚手のタオルやゴムのマットを敷くことで、より音を抑えられます。
安全設計や自動検知システムの搭載を確認する
刃が露出しているブレンダーを選ぶ際は、安全設計や自動検知システムが搭載されているか確認しましょう。「セット前に誤って電源ボタンを押す」「モーターに過負荷が発生」などのトラブル時でも、安全対策が施されたモデルなら自動で検知して停止します。
安全設計や自動検知システムには、以下の機能があります。
| チャイルドロック | チャイルドロックON時に電源ボタンを押しても起動しない |
| コンテナ自動検知システム | コンテナの蓋がしっかり閉まっていない場合、電源ボタンを押しても起動しない |
| モーター保護装置 | 長時間の稼働でモーターに過負荷がかかった場合、自動停止する |
特に小さい子どものいる家庭では、チャイルドロック付きのモデルを選ぶのがおすすめです。
なお、より詳しいブレンダーの選び方については、「▶ハンドブレンダーでできることは?便利ポイントと使い方を解説」をご覧ください。
失敗しないミキサーの選び方
ミキサーを選ぶポイントは、以下の5つです。
それぞれ具体的に解説していきます。
使用目的に合わせて容量を選ぶ
コップ1杯約200mlで計算すると、ミキサーで飲み物を作るのに適した容量は以下の通りです。
| 1人用 | 200ml |
| 2人用 | 400ml |
| 3人用 | 600ml |
1人分の飲み物を作る、または離乳食用として使うのであれば、コンパクトなタンブラータイプで十分です。
料理の下ごしらえや作り置きなどに使用する場合は、1,000~2,000ml(1~2L)の大容量タイプを選ぶのがおすすめです。ただし、大容量のミキサーは場所を取るため、保管場所を考えておきましょう。
ブレード(刃)素材や回転スピードなどの性能を確認する
ミキサーの性能面で確認しておきたいのは、以下の3点です。
・ブレードの素材
・消費電力(W数)
・刃の形状
ブレード(刃)の素材は、ブレンダーと同じくステンレスが一般的で、チタンコーティングのモデルであれば強度や耐久性が高まります。また、ブレードの回転数が多いほど短時間で仕上げられます。
ミキサーの粉砕能力の高さは、W(ワット)数に比例します。氷やナッツなどの硬い食材を砕きたい場合は、300W以上のモデルがおすすめです。
ブレードの形状は、平刃・波刃・のこぎり刃の3種類があります。それぞれ得意な作業が異なるため、用途に合わせて使い分けましょう。
| 刃の形 | 得意な作業 |
| 平刃 | 果物や肉など、柔らかく繊維質が少ないものを刻んで混ぜる |
| 波刃 | 氷やナッツなど、硬いものを砕く |
| のこぎり刃 | リンゴやニンジンをスムージーにするなど、硬く繊維質の多いものを細かく砕く |
なお、ミキサーによっては「平刃+波刃」など、複数の刃を組み合わせた機種もあります。
対応食材の確認をする
ミキサーはモデルによって対応していない食材があるため、購入前に確認しましょう。対応していない可能性がある食材は、以下の通りです。
・氷
・ナッツなどの硬い食材
・あめなどの粘度の高い食材
また、耐熱性ではない、もしくは対応温度が低いミキサーに熱い食材を入れることはできません。本体の破損につながるため、対応食材や耐熱温度を確認することが大切です。
容器の材質を確認する
ミキサーの容器は、主にガラス製・プラスチック製・トライタン製の3種類に分けられます。それぞれ手入れのしやすさや注意点が異なるため、事前にチェックしておきましょう。各素材のメリット・デメリットを、以下の表にまとめました。
| 素材 | メリット | デメリット |
| ガラス | ・匂いがつきにくい ・熱に強い ・煮沸消毒ができる |
・重い ・衝撃で割れやすい |
| プラスチック | ・価格が安い ・軽い ・割れにくい |
・匂いや色が付きやすい ・熱に弱い ・食洗機に対応していないタイプが多い |
| トライタン (コポリエステル樹脂) |
・軽い ・耐熱性・耐冷性が高い ・割れにくい |
・価格が高い |
トライタンは、ガラスとプラスチックを合わせた合成樹脂の素材です。ガラスの半分の重さでありながら、匂いがつきにくく、耐久性・耐熱性にも優れています。ただしトライタンを採用しているモデルは少なく、価格も高めです。
アタッチメントの種類を確認する
ミキサーにもモデルによってはアタッチメントの付け替えが可能です。アタッチメントの付け替えが可能なモデルは、作りたい料理に合わせて調理方法を変えることができます。アタッチメントには以下の種類があります。
| 名称 | 機能 | 用途の例 |
| ブレンダー | 基本のアタッチメント | スムージーや離乳食作り |
| ホイッパー | 泡立てる | 生クリームやメレンゲ作り |
| チョッパー | 食材を細かく刻む | みじん切りやひき肉作り |
| ミル | 乾物を砕く | コーヒー豆の粉砕 |
メーカーによっては、ホイッパーをビーター、チョッパーをスライシーなど、異なる名称で呼ぶことがあります。
ブレンダー・ミキサーおすすめ10選
最後に、おすすめのブレンダー・ミキサーを5つずつ紹介します。使用目的に応じて選んでください。
ブレンダーおすすめ5選
パナソニック|Panasonic ハンドブレンダー ホワイト MX-S302-W
| 本体サイズ(高さ×幅×奥行) | 410×64×71mm(ブレンダーアタッチメント使用時) |
| 本体重量 | 0.9kg(ブレンダーアタッチメント使用時) |
| スピード調節機能 | 有 |
| 消費電力 | 200W(ブレンダーアタッチメント使用時) |
| アタッチメント | ブレンダー、チョッパー、泡立て器 |
ブルーノ|BRUNOブルーノ マルチスティックブレンダー アイボリー BOE034-IV
| 本体サイズ(高さ×幅×奥行) | 365×63×68mm |
| 本体重量 | 570g |
| スピード調節機能 | 無 |
| 消費電力 | 200W |
| アタッチメント | ブレンダー、ホイッパー、チョッパー |
| カッターコーティング | ステンレス |
パナソニック|Panasonic ハンドブレンダー ホワイト MX-S102-W
| 本体サイズ(高さ×幅×奥行) | 410×64×71mm(ブレンダーアタッチメント使用時) |
| 本体重量 | 0.9kg(ブレンダーアタッチメント使用時) |
| スピード調節機能 | 無 |
| 消費電力 | 200W(ブレンダーアタッチメント使用時) |
| アタッチメント | ブレンダー |
ブラウン|BRAUN ハンドブレンダー MultiQuick 7(マルチクイック 7) ブラック/シルバー MQ7005X
| 本体サイズ(高さ×幅×奥行) | 400×70×70mm |
| 本体重量 | 910g(ブレンダー装着時) |
| スピード調節機能 | 有 |
| 消費電力 | 400W |
| アタッチメント | ブレンダー ステンレス製泡立て器 |
| カッターコーティング | ステンレス |
クイジナート|Cuisinart コードレス充電式ハンドブレンダー クイジナート シルバー RHB1070J
| 本体サイズ(高さ×幅×奥行) | ブレンダー:375×60×65mm ウィスク:420×60×65mm チョッパー:315×120×120mm おろしディスク:315×120×120mm 充電スタンド:38×150×90mm |
| 本体重量 | ブレンダー:530g ウィスク:510g チョッパー:700g おろしディスク:720g 充電スタンド:135g |
| アタッチメント | ブレンダー、ウィスク、チョッパー、おろしディスク |
ミキサーおすすめ5選
テスコム|TESCOM ミキサー ホワイトTMX20A-W
| 本体サイズ(高さ×幅×奥行) | 340×152×184mm |
| 本体重量 | 2.4kg |
| 消費電力 | 190W |
| カッターコーティング | 非チタンコート |
| 容量 | 1,000ml |
象印マホービン|ZOJIRUSHI ミキサー ブラック BM-SS10-BA
| 本体サイズ(高さ×幅×奥行) | 365×150×150mm |
| 本体重量 | 1.9kg |
| 消費電力 | 225W |
| カッターコーティング | クラッシュ&カット チタンコートブレード |
| 容量 | 1.0L |
パナソニック|Panasonic MX-X301-R ミキサー レッド
| 本体サイズ(高さ×幅×奥行) | 約372×203×203mm |
| 本体重量 | 約2.9kg |
| 消費電力 | 約255W |
| カッターコーティング | ブラックハードチタン |
| 容量 | 約1000ml |
山本電気|Yamamoto electric YE-MM41W マルチスピードミキサー Master Cut(マスターカット) ホワイト
| 本体サイズ(高さ×幅×奥行) | 250×210×160mm |
| 本体重量 | 約3.1kg |
| 消費電力 | 140W |
| カッターコーティング | ステンレス |
| 容量 | 最大量500g(ハンバーグの場合)、500ml(ジュースの場合) |
クイジナート|Cuisinart SPB-650J ブレンダー パワーブレンダー
| 本体サイズ(高さ×幅×奥行) | 391×174×218mm |
| 本体重量 | 3.2kg(本体にブレードユニット、ブレンダージャーをすべてセットした状態)(ブレンダージャー 0.7kg) |
| 消費電力 | 500W |
| カッターコーティング | ステンレス |
| 容量 | 1,500ml |
ブレンダーは片手で持てるタイプ、ミキサーは据え置きタイプで、機能に大きな違いはありません。目的やサイズ、使い方に合わせて、自分に合った機種を探してみてください。
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ミキサーやフードプロセッサーで何ができるの?

