VESA規格や可動域の種類を解説
モニターの位置を自由にできるように、モニターアームを検討しているものの、
「モニターアームの付け方がわからない」「モニターアームを選ぶ際のポイントが分からない」
などの疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。
モニターアームにはいくつかの種類があり、タイプごとに取り付け方や使い勝手に違いがあるため、
デスク環境に合わせた製品を選ぶことが大切です。
そこで今回は、モニターアームのタイプ別の特徴・取り付け方を解説します。
タイプ別のおすすめモニターアームについてもご紹介するので、
選び方に悩んでいる方にも役立ちます。
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目次
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モニターアーム購入前に「VESA規格」を確認
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モニターアームの種類【自宅の環境に合うタイプを選ぼう】
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2軸駆動:縦方向か横方向に動かせる
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3軸駆動:縦方向と横方向自由に調整できる
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4軸駆動:3軸よりもさらに自由に位置を調整できる
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複数モニター対応:2~4個のモニターを設置できる
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モニターアームの取り付け方・手順
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①モニターのネックを取り外す
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②モニターの背面にモニターアームを装着する
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③支柱をデスクに固定する
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④モニターアームを支柱にはめ込む
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【種類別】おすすめのモニターアーム
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2軸駆動:簡易的な取り付けにおすすめ
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3軸駆動:モニター位置の自由度を上げたいときにおすすめ
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4軸駆動:思い通りの位置にモニターを設置したいときにおすすめ
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複数モニター対応:複数のモニターを設置したいときにおすすめ
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モニターアームを使用しない「モバイルモニター」もおすすめ
モニターアーム購入前に「VESA規格」を確認
モニターアームを購入する際、最初にチェックすべきポイントが「VESA(ベサ)規格」です。VESAとは「Video Electronics Standards Association(ビデオ エレクトロニクス スタンダーズ アソシエーション)」の略で、国際基準で定められているネジ幅のことです。
モニター裏のネジ穴の位置を確認すると、中央にモニターアームを取り付けるネジ穴があります。現在販売されているモニターは、基本的にVESA規格に基づいたネジ幅で設計されています。そのため、VESA規格対応のモニターアームを購入すれば、メーカーを問わず取り付けが可能です。
VESA規格のネジ間隔は基本的に「75mm×75mm」「100mm×100mm」「200mm×200mm」の3種類ですが、モニターによっては「200mm×100mm」などの場合もあります。また、耐えられる重量は規格の種類によって異なります。
モニターサイズやVESA規格の種類、重量の関係については、以下の表をご確認ください。
| モニターサイズ | VESA規格の種類 | 重量 |
| 23インチ以下 | 75mm×75mm | 8kgまで |
| 23インチ以下 | 100mm×100mm | 14kgまで |
| 23~31インチ | 200mm×100mm | 22.7kgまで |
| 31インチ以上 | 200mm×200mm~ 1,000mm×1,000mm |
113.6kgまで |
VESA規格に適応したモニターかどうかは、モニターの裏側などに「VESA基準」「VESA100×100」と記載されているかどうかで判断できます。モニターアームを購入する際は、事前にVESA規格対応しているかどうかと、ネジ幅の確認を行いましょう。
モニターアームの種類【自宅の環境に合うタイプを選ぼう】
モニターアームは関節(軸)の数や取り付けられるモニター数により、「2軸駆動」「3軸駆動」「4軸駆動」「複数モニター対応」に分類されます。関節の数が多いほど可動域の自由度が増し、モニターを理想的な位置に設置できます。ここからは、モニターアームの種類や特徴について解説していきます。
2軸駆動:縦方向か横方向に動かせる
2軸駆動は、関節が2つあるタイプのモニターアームです。縦向きもしくは横向きの水平移動ができる設計です。ただし、縦か横どちらか一方の移動しかできず、モニターの細かい位置調整を行うのは難しいです。
2軸駆動のモニターアームは、リーズナブルな製品が多いので、初めての購入におすすめです。シンプルな動きのモニターアームを求めている方は、ぜひチェックしてみてください。
3軸駆動:縦方向と横方向自由に調整できる
3軸駆動は、関節が3つあるタイプのモニターアームです。2軸駆動のモニターアームに比べると、関節が多い分、可動範囲の自由度が高いです。
縦と横両方の動きに対応しており、設置したい位置にモニターを固定しやすいのが3軸駆動の良い点です。モニターの角度も調整しやすく、首が痛くならないようにモニターを設置できます。
細かくモニターの位置を調整したい方は、ぜひ3軸駆動のモニターアームをチェックしてみてください。
4軸駆動:3軸よりもさらに自由に位置を調整できる
4軸駆動は、関節が4つあるタイプのモニターアームです。3軸駆動のモニターアームよりも、さらに可動域の自由度が高いです。あらゆる角度や方向にも対応でき、回転も可能で、3軸駆動タイプ以上に細かくモニターの位置を調節できます。
例えば、PC画面の真上や自分が座っている位置の横にモニターを設置するなど、想定しているモニターの設置場所をそのまま反映できるのが強みです。
3軸駆動よりも可動域の自由度が高いモニターアームを使いたい方は、ぜひ4軸駆動のモニターアームをチェックしてみてください。
複数モニター対応:2~4個のモニターを設置できる
基本的にモニターアーム1つにつき、取り付けられるモニターは1つですが、1つのモニターアームで複数のモニターを同時に付けられるモデルもあります。
複数のモニターを取り付けられるモニターアームを使用すれば、複数のアームを用意する手間が省けます。可動域に関しても、モデルにより2軸~4軸まで用意されているので、購入前に確認しましょう。
2個以上のモニターを使用する予定の方は、ぜひ複数モニター対応のモニターアームをチェックしてみてください。
モニターアームの取り付け方・手順
ここからは、モニターアームの取り付け手順を画像付きで解説します。取り付けにはドライバーが必要なので、事前にドライバーを準備してください。
①モニターのネックを取り外す
初期状態のモニターは、通常スタンドが取り付けられています。多くの場合はスタンドのネック部分がネジでモニターに取り付けられているので、ドライバーを使って取り外しましょう。
②モニターの背面にモニターアームを装着する
モニターの背面に4つのネジ穴があることを確認しましょう。ネジ穴は、カバーの下に隠れている場合もあります。その場合はカバーを取り外すことでネジ穴が出てきます。ネジ穴の部分をモニターアームの設置面に合わせて装着してください。
③支柱をデスクに固定する
次に、モニターアームの支柱パーツをデスクに取り付けます。支柱パーツにデスクを挟む部分があるので、デスクを固定しましょう。この部分がぐらついたり、不安定だったりすると、モニターを取り付けた際に倒れる可能性があるため、しっかり固定されているか確認してください。
④モニターアームを支柱にはめ込む
デスクに支柱を固定できたら、支柱パーツにモニターを取り付けたモニターアームをはめ込んで固定します。ぐらつかないよう、しっかりとネジを締めたことを確認してから、手を離しましょう。
モニターアームの取り付けが完了したら、最後に角度など細部を調節してください。設置位置が壁に近くても、モニターが壁に接触していなければ問題ありません。
【種類別】おすすめのモニターアーム
モニターアームには種類があり、種類ごとに複数の商品が販売されています。ここからは、おすすめのモニターアームを種類別に紹介します。モニターアームを選ぶ際に、参考にしてみてください。
2軸駆動:簡易的な取り付けにおすすめ
リーズナブルで扱いやすい2軸駆動のモニターアームは、「モニター位置の細かな調整は必要ない」、「簡易的な取り付けで大丈夫」という方におすすめです。
キングジム|KING JIM モニタ−ア−ム(1面2軸タイプ)
| 対応モニター | VESA規格100mm/75mm、30インチまで |
| 耐荷重(モニター重量) | 10kg |
グリーンハウス|GREEN HOUSE モニターアーム ショート クランプ/グロメット式 GH-AMEN1S-BK
| 対応モニター | VESAマウントインターフェース規格 (FPMPMI)100mm/75mm |
| 耐荷重(モニター重量) | 〜9kg |
3軸駆動:モニター位置の自由度を上げたいときにおすすめ
3軸駆動のモニターアームは可動の自由度が高いです。2軸駆動のタイプよりも、モニターの位置を細かく調整できます。
サンコー|THANKO モニターアーム デスク 3軸式くねくねモニターアーム MARMGUS191B ブラック
| 対応モニター | VESA規格対応(75mm×75mmまたは100mm×100mm) |
| 耐荷重(モニター重量) | 10kg |
ジャパンネクスト|JAPANNEXT モニターアームガス式液晶ディスプレイアーム 15-32インチ対応 耐荷重2-6.5kg 3軸 垂直 水平 多関節 JN-GB12SV
| 対応モニター | VESA規格対応:75×75mm、100×100mm |
| 耐荷重(モニター重量) | 2-6.5Kg |
ジャパンネクスト|JAPANNEXT モニターアーム 3軸 クランプ式 ガススプリング式 JN-ARM-GE22V
| 対応モニター | VESA:75×75mm 100×100mm |
| 耐荷重(モニター重量) | 1モニター 0〜8kg |
4軸駆動:思い通りの位置にモニターを設置したいときにおすすめ
4軸駆動タイプのモニターアームは、3軸駆動のモニターアームよりもさらに自由度が高いです。
他のタイプよりも価格は高くなりますが、あらゆる角度や方向にもモニター位置を固定できます。
サンコー|THANKO 〔モニターアームパーツ〕 4軸式くねくねアーム(ポール取り付け用部品) MARMP192B ブラック
| 対応モニター | VESA規格対応(75mm×75mm または100mm×100mm) |
| 耐荷重(モニター重量) | 10kg |
ジャパンネクスト|JAPANNEXT モニターアームガス式液晶ディスプレイアーム クランプ対応 15-32インチ対応 耐荷重8kg 4軸 垂直 水平 多関節 JN-GM312DV JN-GM312DV JN-GM312DV
| 対応モニター | VESA規格対応:75×75mm、100×100mm |
| 耐荷重(モニター重量) | 8kg |
グリーンハウス|GREEN HOUSE モニターアーム ガススプリング クランプ/グロメット式 ホワイト GH-AMEP1-WH
| 対応モニター | VESAマウントインターフェース規格 (FPMPMI)75mm/100mm |
| 耐荷重(モニター重量) | 1〜9kg |
複数モニター対応:複数のモニターを設置したいときにおすすめ
同時に複数のモニターを設置したい、そんな方におすすめなのが、1つのモニターアームで複数のモニターを取り付けられるタイプです。
複数のモニターを1つのアームにまとめられるので、コンパクトです。
アーキス|ARCHISS ガススプリング式 4軸 デュアル液晶モニターアーム (〜32インチ対応) クランプ/グロメット 対応 2画面 デュアルディスプレイ AS-MABS01D ブラック
| 対応モニター | VESA 75×75mm/100×100mm |
| 耐荷重(モニター重量) | 8kg |
アイ・オー・データ|I-O DATA モニターアーム クランプ式 DA-ARMD4 ブラック
| 対応モニター | VESA規格対応:○(100mm×100mm、75mm×75mm) |
| 耐荷重(モニター重量) | 最大各6kg |
グリーンハウス|GREEN HOUSE モニターアーム 横並び クランプ/グロメット式 GH-AMEN4-BK
| 対応モニター | VESAマウントインターフェース規格 (FPMPMI)100mm/75mm |
| 耐荷重(モニター重量) | 各〜9kg(合計36kg) |
モニターアームを使用しない「モバイルモニター」もおすすめ
同時に複数のモニターを設置したい、そんな方におすすめなのが、1つのモニターアームで複数のモニターを取り付けられるタイプです。
モバイルモニターは「モバイルディスプレイ」とも呼ばれ、会議や外出先での作業に最適です。モニターアームに固定するタイプではないため、外出先や自宅のどこの部屋でも自由に使えます。
エムエスアイ|MSI USB-C接続 PCモニター モバイルモニター PRO MP161 E2
| 本体サイズ(高さ×幅×奥行) | 約233×363×19mm |
| 本体重量 | 約0.75kg |
| 対応VESA規格 | 無し |
ジャパンネクスト|JAPANNEXT USB-C接続 PCモニター モバイルモニター(タッチパネル) JN-MD-IPS14FHDR-T
| 本体サイズ(高さ×幅×奥行) | 205×323×下部12.6〜上部7mm |
| 本体重量 | 本体:約0.6kg、スマートケース:約0.3kg |
| 対応VESA規格 | 75x75mm (M3×6mm 4pcs) |
ゲシック|GeChic USB-C接続 モバイルモニター On-Lap 2101H ブラック
| 本体サイズ(高さ×幅×奥行) | 326mm×489mm×33.8mm |
| 本体重量 | 2,348g |
| 対応VESA規格 | 無 |
モニターアームの種類や取り付け方、種類別のおすすめモニターアームについて紹介してきました。モニターアームを取り付ける際には、まずVESA規格を確認しましょう。
軸の数などで種類があるほか、複数のモニターを取り付けられるタイプ、モバイルモニターもあり、自宅の環境にあったものを選ぶことが大切です。
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モニターアームはどのモニターでも取り付けられる?
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モニターアームの取り付け方は?

