バッテリーの長持ち方法の解説
日々の生活に欠かせないスマートフォン。
家でも外出先でも使うとなると、充電は短い方が便利ですよね。
急速充電器を使えば充電時間を短縮できますが、
バッテリーに負荷がかかる可能性があるため注意が必要です。
この記事では急速充電の仕組みやバッテリーへの負担を抑える正しい使い方、
充電時間を短縮しながらバッテリー寿命を守る方法を詳しく解説します。
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スマホの急速充電とは?【短時間で充電する技術】
スマホの急速充電とは、通常より多くの電力を供給することで、充電時間を短縮する充電方法です。通常の充電に比べて、1/2~1/4程度の時間で完了するのは大きなメリットです。
急速充電は、最初の段階で急速に電力を供給し、後半になるとバッテリーを保護するために充電速度が緩やかになる設計です。この工夫により、バッテリーへの負担が軽減されています。
ただし、利用するためには、「スマホ」「充電器(ACアダプター)」「充電ケーブル」の3つの機器がそれぞれ急速充電に対応していることが条件です。
急速充電はバッテリーに負荷がかかる恐れあり
素早く充電ができる急速充電ですが、高温状態での使用や充電を行うと、バッテリーに負荷がかかる恐れがあります。
スマホの充電中はリチウムイオンバッテリーに大量の電気が流れるため、発熱します。リチウムイオンバッテリーは、極端な高温・低温での使用は想定されていないので、発熱状態で使用し続けると負荷がかかり、劣化が進む恐れがあります。異常な発熱を感じた場合は、直ちに充電を中止してください。
とはいえ、急速充電対応の多くの製品にはバッテリーの温度管理機能が備わっているため、安心して使用できます。安全に使用し、バッテリー劣化を防ぐには、極端な温度環境を避けて負担を軽減する使い方を心がけましょう。
また、古い充電器や非対応のケーブルを使用している場合も、バッテリーに過剰な負荷がかかることがあります。この課題を解決するには、最新の急速充電対応製品を使用することが重要です。
急速充電は「PD対応」充電器を使用する
急速充電のPDとは「Power Delivery」の略で、USB Type-Cコネクタに対応した給電規格のことです。最大100Wの電力を供給できるのが特徴です。
通常の充電器は5W(5V/1A)程度ですが、20WのPD対応充電器なら約4倍の速さで充電できます。さらに、PD規格はスマホやタブレットだけでなくノートパソコンや一部の家電にも対応しており、旅行や外出時に充電器をひとつにまとめることが可能です。持ち運びが便利になるという点でも注目されています。
PD対応の充電器をお探しの方は、記事の最後の「▼おすすめのPD対応充電器5選」を参考にしてください。
また、急速充電ケーブルもPD対応のケーブルを使用する必要があります。それ以外のケーブルでは本来発揮できる充電速度にはなりませんので、パッケージ等に「PD対応」と表示されているケーブルを使用しましょう。
急速充電のデメリット【劣化が早まる可能性】
急速充電は充電時間を短縮できますが、熱が発生しやすく、劣化を早める可能性があります。
一部のスマホメーカーでは、急速充電の最初の80%を高速で充電し、残り20%をゆっくり充電することでバッテリーの負担を軽減する工夫をしています。このような技術があるため、正しい使用方法を守ればバッテリーへの負担を最小限に抑えることが可能です。
バッテリーの劣化を防ぐためには、以下の使用方法を守って負荷を抑えることがポイントです。
・極端な温度での充電を避ける
・バッテリーの残量を20~80%の範囲で保つ
・充電中にアプリを使用しない
また、非対応のケーブルを使用している場合は、熱が発生しやすく劣化が早まる可能性があります。最新のPD対応充電器を使用することで、発熱のリスクを軽減し、安全に利用できます。
急速充電のメリット
急速充電をするメリットは「充電時間の短縮」と「ノートパソコン等の充電が可能」なことです。ここではそれぞれのメリットについて解説します。
充電時間の短縮
充電時間を短縮できるのが急速充電の大きなメリットです。通常であればフル充電まで数時間かかるところを、数十分で50%以上の充電も可能です。
素早く充電できるため、朝の充電忘れや急な外出時にも対応できます。家庭にひとつ常備しておくと便利です。
ノートパソコン等の充電が可能
高出力の電力を供給できるため、ノートパソコンやタブレットなどの大きなデバイスの充電も可能です。
パソコンであれば、専用のACアダプターがなくても充電が可能なので、外出時の持ち物もコンパクトにできるでしょう。
バッテリーを長持ちさせる充電方法
ここでは、負荷を抑えた充電方法を4つ紹介しますので、充電時にぜひ試してみてください。
機内モードをオンにして充電する
スマホは操作をしていない状態でも、わずかにデータ通信を行っており、電力を消費しています。そこで、データ通信をシャットダウンできる機内モードが役に立ちます。機内モードでオフできる設定項目は、主に以下のとおりです。
・キャリアによるデータ通信
・Wi-Fi
・Bluetooth
・GPS
スマホの機内モードをオンにするだけで簡単に設定できるため、気軽に試してみてください。
スマホが高温の状態で充電しない
スマホが高温状態では、バッテリーが膨張したり、動作が重くなったりする影響を受ける可能性があります。急速充電中は通常充電よりも発熱しやすいため、充電中にアプリを使用すると負荷が増し、高温になりやすくなります。
高温状態のときは充電を控えるのが得策と言えるでしょう。
バッテリー残量20%を目処に充電を始める
バッテリーは残量が0%で放置されると過放電状態となり、負荷がかかります。数カ月間0%のまま放置すると、充電できなくなりスマホが使えなくなる可能性があります。
バッテリー残量20%を目処に充電をすると、過放電を防ぎ、バッテリーの消耗を減らすことができます。特に最新のPD対応充電器は効率的な充電を実現し、負荷を抑えながらバッテリーを長持ちさせる設計となっています。
また、普段からバッテリー残量を50%以上に保つことで、バッテリーの劣化を抑えられます。
直接コンセントから充電する
電源タップを使用していると、他の機器と同時に利用することになります。他の機器が利用している状態だと電力を一方に取られてしまうため、本来の充電速度を発揮できない場合があります。
また、タコ足配線にしてしまうと、電源タップの容量を超える可能性もあるため危険です。安全に充電するには、電源タップではなくコンセントに直接アダプターを挿してください。
おすすめのPD対応充電器5選
ここでは、急速充電に対応したPD対応スマホ充電器を紹介します。充電ポートの種類やUSBケーブルのタイプも併せて説明するので、現在の充電環境に満足できていない方は、ぜひ検討してみてください。
エレコム|ELECOM USB Type-C 充電器 PD対応 合計出力32W タイプC ×1 タイプA ×1 ACアダプター コンセント ホワイトフェイス MPA-ACCP20WF
| ポート数 | 2ポート |
| 定格出力電力 | 20W+12W |
京ハヤ|KYOHAYA PD対応 急速AC充電器 65W(1ポート最大) USB-C2ポート/A1ポート ブラック JKPD65M3BK
| 本体サイズ(幅×高さ×奥行) | 65×32×32mm |
| 本体重量 | 約123g |
| ポート数 | 3ポート |
エレコム|ELECOM USB USB Type-C コンセント 充電器 PD 20W 急速充電 USB-C ×1 USB-A ×1 折りたたみプラグ 小型 軽量 PSE認証品 ブラック MPA-ACCP36XBK
| 本体サイズ(幅×高さ×奥行) | 約40×33×29mm |
| 本体重量 | 約48g |
| ポート数 | 2ポート |
| 定格出力電力 | USB Type-Cポート:最大出力20W USB-Aポート:12W 2ポート同時出力時:合計最大15W(USB Power Deliveryでの出力はできません) |
エレコム|ELECOM USB Type-C 充電器 PD対応 合計出力60W タイプC ×1 タイプA ×4 ACアダプター ブラック MPA-ACD02BK
| 本体サイズ(幅×高さ×奥行) | 約78×33×106mm |
| 本体重量 | 約253g(本体のみ) |
| ポート数 | 5ポート |
| 定格出力電力 | 合計60W(USB Type-C(USB-C):30W + USB A:合計30W) |
バッファロー|BUFFALO PD65W対応AC充電器 C×2ポート ブラック BSACPD6500C2BK
| 本体サイズ(幅×高さ×奥行) | 約38×41×53mm |
| 本体重量 | 約120g |
| ポート数 | 2ポート |
| 定格出力電力 | 65W |
急速充電は通常よりも1/2~1/4程度に充電時間を短縮できます。バッテリーへの負荷を心配する方もいますが、正しい使い方を心がければ、安全に利用できてバッテリーへの負荷も減らせます。
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急速充電の欠点は?
急速充電の欠点は、スマホが熱を持っている状態で充電をすると、通常の充電より比較的バッテリーに負荷がかかりやすいことです。バッテリーの負荷について詳しくは「▶急速充電はバッテリーに負荷がかかる恐れあり」をご覧ください。
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急速充電をすると劣化するの?
急速充電をしても、必ずバッテリーが劣化するわけではありません。スマホを操作しながらの充電を控えることで、急速充電をした場合でもスマホを長持ちさせられます。劣化の抑え方について詳しくは「▶負荷を抑えた急速充電を行う方法」をご覧ください。

