直火式・電気式それぞれ解説
パンに具材を挟んで焼くだけで、手軽にホットサンドを楽しめるホットサンドメーカーは、
自宅での朝食やキャンプなどで活躍する調理器具です。
ホットサンドメーカーを使ってホットサンドを楽しみたいものの、
「おいしく焼ける上手な使い方は?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ホットサンドメーカーの上手な使い方・おいしく焼くコツを解説します。
ホットサンドメーカーのメンテナンス方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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目次
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ホットサンドメーカーは「直火式」と「電気式」の2種類
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直火式:自宅のコンロで調理
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電気式:コンセントにつないで調理
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形状は「シングル」と「ダブル」の2種類
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【種類別】ホットサンドメーカーの使い方
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直火式:片面を1分ずつ焼く
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電気式:タイマーをセットして待つ
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おいしくホットサンドを焼くコツ・ポイント
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油を塗って香ばしく焼く
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具材は多めに入れた方が食べごたえが増す(はみ出し注意)
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切り方をおしゃれにアレンジ
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ホットサンドメーカーのメンテナンス方法
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直火式:洗剤で洗い水気を拭き取る
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電気式:濡れたタオルなどで拭き取る
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おすすめホットサンドメーカー6選
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直火式のおすすめホットサンドメーカー3選
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電気式のおすすめホットサンドメーカー3選
ホットサンドメーカーは「直火式」と「電気式」の2種類
ホットサンドメーカーには、「直火式」と「電気式」の2種類があります。直火式は直接火(コンロ)を当てて使用するのに対し、電気式はコンセントをつないで使用するなど、使い方の違いがあります。
ここからは、直火式と電気式のおすすめの使い方や長所を紹介します。
直火式:自宅のコンロで調理
直火式のホットサンドメーカーは、電源を必要としないため、キャンプなど外に持ち運んでそのまま使えるのが特徴です。火元が別途必要ですが、キャンプの雰囲気にピッタリでキャンパーから人気が集まっています。
直火式は高温で一気にカリッと焼き上げることができるため、キャンプに限らず、料理好きの方は自宅でも好んで使っています。IHに対応した製品もあり、自宅でも気軽に使えるのが特徴です。
また、電気式と違い、鉄板部分を直に洗浄でき、お手入れが簡単なのも直火式ホットサンドメーカーの良い点です。基本的に鉄板部分は取り外して洗えるため、電気式よりも洗いやすく設計されています。

電気式:コンセントにつないで調理
電気式ホットサンドメーカーは、自動温度調節機能が付いているので、自宅で気軽に調理できるのが特徴です。直火式の場合、焼き時間や火の強さ具合を確認する必要がありますが、電気式はボタン1つで自動的に焼き上げることができます。
電気式は、ゆっくりとパンに熱を与える性質上、直火式に比べ出来上がりが柔らかめに仕上がります。直火式は熱が伝わるスピードが速いため、パンを焦がしてしまう恐れがありますが、電気式はそういった心配が少ない点もメリットです。

形状は「シングル」と「ダブル」の2種類
ホットサンドメーカーには、シングルタイプとダブルタイプがあります。それぞれの特徴は、以下の通りです。
タイプ | 特徴 |
シングル | ・プレート(焼く部分)に仕切りがない ・プレートが広くて深い ・たくさんの具材を挟める |
ダブル | ・プレートに仕切りがある ・パンが半分にカットされる ・1度に2つ焼ける |
シングルタイプは、たくさんの具材を挟めて、ボリュームのあるホットサンドを作れます。ダブルは1度に2つ焼けるので、個数をたくさん焼きたいときに便利です。

また、ダブルの仕切りは斜めに切れるタイプと、縦に切れるタイプがあります。斜め切りタイプは見た目もおしゃれにできて、パーティ用としてもおすすめです。
【種類別】ホットサンドメーカーの使い方
ここからは、直火式と電気式、それぞれのおいしく焼き上げる使い方を解説していきます。
ホットサンドメーカーを使って「パンを焦がしてしまった」という声は多いです。直火式と電気式それぞれの上手な使い方をチェックして、失敗を防ぎましょう。
直火式:片面を1分ずつ焼く
直火式ホットサンドメーカーの使い方は、次のとおりです。
1.プレートに薄く油やバターを塗る
2.プレート上でパンに具材を挟む
3.手で押さえながらホットサンドメーカーを閉じる
4.コンロにのせて、弱火から中火で1分ほど焼く
5.焼き具合がわからないときは一度開いて中をチェックする
6.焼き色がついていたら、本体をひっくり返してさらに1分ほど焼く
7.焼き加減を確認し、焼き色がついていたら完成

火力が強すぎるとパンが焦げやすくなるため、はじめは強火を避け、火加減を調節しましょう。調理の途中で中を開けて焼き加減を確認するときは、やけどしないように注意が必要です。
電気式:タイマーをセットして待つ
電気式ホットサンドメーカーの使い方は、次のとおりです。
1.プレートを取り付ける
2.電源を入れて2~3分予熱する
3.プレートに薄く油やバターを塗る
4.調理するパンに具材を挟みプレスする
5.タイマーをセットし、2〜5分程度焼く
6.焼き色がついていたら完成

直火式と比べて焦げる心配が少なく、タイマーをセットしたら他の調理に取り掛かることも可能です。また、ほとんどの電気式ホットサンドメーカーは、両面を一度に焼けるため、ひっくり返す手間がかかりません。
おいしくホットサンドを焼くコツ・ポイント
ここでは、ホットサンドをおいしく焼くコツ・ポイントを紹介します。調理の際にひと工夫加えると、よりおいしく出来上がります。
油を塗って香ばしく焼く
ホットサンドメーカーのプレートには、基本的に焦げ付き防止の加工がされているため、油を塗らなくても調理は可能です。ただ、バターや油をプレートやパンの表面に塗ってから焼くと、香ばしく仕上げられます。
また、表面にバターなどの油を塗ることでプレートのコーティングがはがれず、長持ちする効果もあります。香ばしい仕上がりやメンテナンスも考慮し、バターなどを塗って調理するのがおすすめです。
具材は多めに入れた方が食べごたえが増す(はみ出し注意)
ホットサンドは焼くと具材が縮むため、やや多めに挟むのがポイントです。具材がぎっしり詰まったホットサンドは、食べ応えがあります。
ただし、具材の盛り込みすぎには要注意です。プレートからはみ出すと、焦げ付きやすくなってしまいます。具材がはみ出してしまったときは、素早くヘラなどで取り除きましょう。
また、具材を中央に寄せて盛り付けると、焼いている最中にはみ出るのを防げます。
切り方をおしゃれにアレンジ
ホットサンドは切り方を工夫することで、視覚的にも楽しめます。次のような切り方でアレンジしてみましょう。
• 縦切り:具材が多くてもこぼれにくい
• 斜め切り:断面の面積が大きく、おしゃれに盛り付けられる
• 4等分:コンパクトなサイズでつまみやすい
ホットサンドを切る際は、具材のはみ出さないよう、力を入れすぎに注意が必要です。まな板などの安定した場所で、ブレッドナイフなどを使って切ると切り口が整いやすく、きれいに仕上がります。

ホットサンドメーカーのメンテナンス方法
ホットサンドメーカーのメンテナンス方法は直火式と電気式で異なり、適切な方法で管理しないと、傷んだり壊れたりする原因になります。ここでは、ホットサンドメーカーのメンテナンス方法を、直火式と電気式に分けて紹介します。
直火式:洗剤で洗い水気を拭き取る
直火式のホットサンドメーカーは、直接水洗いできます。全体を食器用洗剤などで洗い、水気を拭き取りましょう。
注意点は、以下のとおりです。
・スチールたわしなどで強く洗うと、表面のコーティングが落ちやすい
・プレートが熱い状態で冷水をかけると、劣化や変形の可能性がある
・乾燥が不十分な場合、サビの原因になる
柔らかいスポンジなどで水洗いし、十分乾燥させましょう。汚れがなかなかとれないときは、ぬるま湯に浸してから洗うのも効果的です。
電気式:濡れたタオルなどで拭き取る
電気式のホットサンドメーカーは、配線の関係上、水洗いが難しい調理機器です。基本的には、プレートが温かい間に濡れたタオルなどで汚れを拭き取ります。ただし、調理後すぐの場合は、やけどに注意が必要です。取り扱い説明書をよく読んでから、手入れしましょう。
プレートが取り外せるタイプは、直火式と同様、丸洗いできます。こすりすぎに注意しながら食器用洗剤などで洗い、水気を拭き取りましょう。
おすすめホットサンドメーカー6選
ここからは、直火式と電気式それぞれのおすすめサンドメーカー商品を紹介していきます。外出時の持ち運び・本格的な調理を行いたい方は直火式、パンを焦がす心配をせずに自宅で気軽に調理したい方は電気式の商品をご覧ください。
直火式のおすすめホットサンドメーカー3選
直火式のおすすめホットサンドメーカーを紹介します。

パール金属|PEARL METAL D-6539 おやつDEっSE2
特徴 | ・全長355×幅150×高さ30mm ・プレートの表面はフッ素樹脂加工 ・プレートに仕切りはないシングルタイプ |

岩谷産業|Iwatani CB-P-HSG ホットサンドグリル
特徴 | ・セパレート式でプレートは上下分割可能 ・ミニフライパンとしても使用可能 ・プレートは波型とフラット型の2つ ・プレートの表面はフッ素樹脂加工 |

イタリア商事|ITALIA SHOJI BW02 サンドイッチトースター ニュー・バウルー
特徴 | ・プレートは縦にラインがあるダブルタイプ ・プレートの表面はフッ素樹脂加工 |
電気式のおすすめホットサンドメーカー3選
電気式のホットサンドメーカーは火を扱わないため、安全に調理を楽しめます。電気式のおすすめホットサンドメーカーは、以下のとおりです。
![ヤマゼン|YAMAZEN YSB-S420-B ホットサンドメーカー ブラック[YSBS420]](/c/topics/article/hot-sandwich-maker/how-to-use/img/2025/product_04.jpg)
ヤマゼン|YAMAZEN YSB-S420-B ホットサンドメーカー ブラック[YSBS420]
対応する食パンのサイズ | 5〜10枚切り |
表面加工 | フッ素樹脂塗膜加工 |
プレートのタイプ | 固定式 |
特徴 | ・深めのプレートで耳ごと焼ける ・チキンサンドやカツサンドも調理可能 |

ラドンナ|LADONNA K-HS3-PA ハーフホットサンドメーカー Toffy グリーン
対応する食パンのサイズ | 8〜12枚切り |
表面加工 | 表記なし |
プレートのタイプ | 固定式 |
特徴 | ・1枚の食パンを折りたたんで作れるため、カロリーを控えたサイズの調理が可能 ・立てて置けるので場所をとらない |
![ラドンナ|LADONNA K-HS1-AW ホットサンドメーカー Toffy アッシュホワイト[KHS1AW]](/c/topics/article/hot-sandwich-maker/how-to-use/img/2025/product_06.jpg)
ラドンナ|LADONNA K-HS1-AW ホットサンドメーカー Toffy アッシュホワイト[KHS1AW]
対応する食パンのサイズ | 8〜12枚切り(2枚重ねて焼く場合) |
表面加工 | 表記なし |
プレートのタイプ | 固定式 |
特徴 | ・耳を切らずに調理可能 ・立てて置けるので場所をとらない |
ホットサンドメーカーには直火式と電気式の2種類があり、直火式は焼き加減の調節ができるため本格的な調理が行えます。さらに、持ち運びがしやすく、キャンプなどの外出時に持っていけるのも特徴です。
電気式は火元の準備が不要で簡単に調理が行えます。ホットサンド完成まで自動で行ってくれるため、自宅で気軽に使うのに向いています。
自分の用途に合うホットサンドメーカーを使い、おいしいホットサンドを作って楽しみましょう。
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「直火式」と「電気式」に違いはある?
直火式は高温でカリッと焼くことができ、電気式は自動温度調節機能を使って気軽に調理できるという違いがあります。詳しくは「▶ホットサンドメーカーは「直火式」と「電気式」の2種類」をご参照ください。
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ホッドサンドメーカーでおいしく焼くコツは?
バターや油をプレートやパンの表面に塗ってから焼くと、香ばしく仕上げることができます。その他にも具材の入れ方や、ホットサンドの切り方にコツがあります。詳しくは「▶おいしくホットサンドを焼くコツ・ポイント」をご参照ください。