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メリットや選びのポイントを紹介
音楽を聴くときや、スマートフォンでの通話をするときに便利なのがワイヤレスのイヤホンですが、
紛失リスクを気にする場合などは、コードが繋がっている有線イヤホンがおすすめです。
有線イヤホンは比較的音質が良く、遅延も少ないという利点もあります。
しかし、「有線イヤホンは本当に便利？」「有線イヤホンの選び方は？」といった疑問を持つかとも多いと思います。
そこで今回は、有線イヤホンのメリットや選び方、おすすめの有線イヤホンを紹介します。
これから有線イヤホンの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
有線イヤホンとは？メリットを解説
有線のイヤホンには以下のようなメリットがあります。
ここでは、有線イヤホンのメリットについて解説していきます。
音質に安定感がある
ワイヤレスイヤホンの場合は、Bluetooth接続で音声データを送受信していますが、有線イヤホンの場合は直接ケーブルでつながれています。そのため、有線イヤホンは以下2点の理由から音質面で優れている傾向にあります。
•音楽信号を圧縮しなくてもイヤホン側に音を伝えられる
•通信環境の影響を受けないためノイズが発生しにくい
安定した音質を求めるのであれば、有線イヤホンを選ぶと良いでしょう。
ワイヤレスイヤホン特徴や選び方について詳しくは「おすすめの完全ワイヤレスイヤホンは？失敗しない選び方を徹底紹介」をご覧ください。
音が遅延しにくい
有線イヤホンは直接プレーヤーと接続するため、音のラグ（遅延）や音飛びが発生しにくいです。
例えば、動画やゲームなどを楽しむ際は、有線イヤホンを使用した方が音の遅延がなく、ストレスフリーで楽しめるでしょう。よりコンテンツの音を楽しむためには、有線のイヤホンがおすすめです。
ゲーミングイヤホンをお探しの方は「FPSや音ゲーにおすすめのゲーミングイヤホンを紹介！コスパの良いモデルも」や「プロゲーマーも愛用している！人気のゲーミングイヤホンと選び方を解説」をご覧ください。
寿命が長い
有線イヤホンはバッテリーを使用しないため、バッテリーの劣化によって買い替えがありません。そのため、イヤホン部分が故障しない限り、ワイヤレスイヤホンよりも長く使い続けることができます。
ワイヤレスイヤホンの場合、2〜3年でバッテリーの寿命となることが多く、寿命が近づくにつれ頻繁に充電が必要な状態になってきます。
バッテリーは修理に出せば交換できるモデルもありますが、対応できないモデルも多く、バッテリーの寿命がそのまま本体の寿命となる場合もあります。
有線イヤホンではバッテリーの劣化を気にする必要はありませんが、断線には注意が必要です。「リケーブル対応モデル」であれば、断線時にもケーブルのみを交換して使い続けられるため、有線イヤホンの購入を検討する際には確認してみましょう。
充電の必要がない
先述のとおり、有線イヤホンは基本的にバッテリーを搭載していないため、長時間の使用でもバッテリー切れの心配がありません。
ただし、ノイズキャンセリング機能を搭載した一部のモデルには、バッテリーが付いている場合があります。バッテリーが切れても音楽の再生は可能なタイプもあるため、購入の際には機能を確認しておきましょう。
イズキャンセリング機能について詳しくは「ノイズキャンセリングイヤホンおすすめ10選！選び方も解説」をご覧ください。
紛失のリスクが少ない
有線イヤホンは1つにまとまっているため、紛失リスクが抑えられます。ワイヤレスイヤホンの場合、1つ1つのイヤホンが小さく、有線イヤホンよりも失くしやすい傾向があります。イヤホン紛失が心配な方には、有線イヤホンがおすすめです。
軽い運動をする際に便利
有線イヤホンは、通信環境に左右されず、バッテリー切れの心配がない特徴から、ジョギング程度の軽い運動をする際の使用に適しています。
ただし、激しい運動時にはケーブルが耳から外れてしまったり、線が絡まったりする恐れがあるため、使用には向かないでしょう。
有線イヤホンの選び方・チェックポイント
ここからは、有線イヤホンの選び方やチェックポイントを紹介します。用途に応じて適切なイヤホンを選べるようにポイントを確認していきましょう。
「カナル型」「インナーイヤー型」を確認する
有線イヤホンを選ぶ際は、「カナル型」と「インナーイヤー型」をチェックしましょう。それぞれの特徴は以下のとおりです。
| タイプ | 密閉性 | メリット | デメリット |
| カナル型 | 高い | 集中して音楽を聴ける | 長時間使用すると聴き疲れを感じることがある |
| インナーイヤー型 | 低い | 音がこもりにくく、長時間聴いていても疲れない | 音漏れがしやすく、周りが騒がしいと聴き取りにくい |
カナル型は耳の穴にフィットさせる形で装着するため、ノイズを遮断し、集中して音を聴くことに適しています。
インナーイヤー型は別名「開放型」とも呼ばれ、疲れにくい特徴があることから、長時間使いたい方におすすめのイヤホンです。閉塞感が苦手な方や、広がりのあるスピーカーサウンドが好きな方にもおすすめです。
イヤホンの購入前には、どちらのタイプが自分に適しているか試着して確認しておきましょう。
長く使い続けたい場合は「リケーブル」タイプを選ぶ
「リケーブル」とは、イヤホンの本体は変えずにケーブルだけを交換できる機能です。イヤホン本体が壊れない限り、ケーブルを交換することで長期にわたって使用できます。
また、ケーブルによっては音質を向上させる高性能なものや、アナログオーディオ対応ができるものもあります。
「ドライバーユニット」の種類を確認する
「ドライバーユニット」とは、音声信号を音に変換する部品のことです。ドライバーユニットにはいくつかの型があり、それぞれ特徴が異なるため、用途に沿って選びましょう。それぞれの特徴は以下のとおりです。
| ドライバーユニットの型 | 特徴 |
| ダイナミック型 | •一般的な駆動方式で、インナーイヤー・カナルどちらでも採用 •パワフルな低音再生が可能 •ロックなど迫力のあるサウンド向き |
| バランスドアーマチュア型 | •主にカナル型に採用される方式 •クリアな音の再生が可能 •小型化が容易 •クラシックなど繊細なサウンド向き |
| ハイブリッド型 | •ダイナミック型とバランスドアーマチュア型の両方を搭載したタイプ •なめらかな音のつながりを実現 •高純度でバランスの良い音質を出力可能 |
| コンデンサー（静電）型 | •限りなく原音に近いクリアな音源再生が可能 •電力供給のための専用アンプが必要 |
高音質にこだわる場合は「ハイレゾ」対応を選ぶ
ハイレゾとは、「ハイレゾリューションオーディオ」のことを指し、CDよりも高音質な音源のことをいいます。CDでは取り込めないアーティストの息づかいまで再現されるため、高音質な音を楽しみたい方におすすめです。
通話をするなら「マイク」付きがおすすめ
マイク機能付きのイヤホンであれば、手を使わずに通話ができるため、通話する機会の多いビジネスパーソンなどにおすすめです。
マイクはケーブルでつながれたリモコンと一緒になっていたりする場合が一般的であり、デバイスを取り出さなくても通話のスタートや終了、音量調節などが可能です。また、Siriやグーグルアシスタントなどの音声アシスタントに対応していれば、音声のみで端末の操作ができます。
スポーツに使うなら「防水」機能を確認する
スポーツの最中にも有線イヤホンを使用したい場合には、防水性能を確認しておきましょう。防水性能は「IPX」と表記されていており、以下のとおり0〜8の等級があります。
| 等級 | 防水性 |
| IPX0 | 防水機能なし |
| IPX1 | 垂直に落ちてくる水滴に対して影響を受けない |
| IPX2 | 垂直に対して15度以上の降雨によって影響を受けない |
| IPX3 | 垂直に対して60度以上の降雨によって影響を受けない |
| IPX4 | 水しぶきなどの水濡れによって影響を受けない |
| IPX5 | 水を直接噴流させても影響を受けない |
| IPX6 | 水を強く直接噴流させても影響を受けない |
| IPX7 | 数十分、水中で使用しても影響を受けない |
| IPX8 | 水中での使用が可能 |
数字は多い方が防水性能に優れており、0は防水機能なしとなり「IPX0」と表記されます。逆に完全防水タイプであれば、表記は「IPX8」となります。
また、「IPX」の“X”は防塵性能(防塵等級)を指しており、商品によってはIP68など2桁の数字が表示されていますが、この場合は6が防塵等級、8が防水等級を指しています。（上の表は防水等級のみ表記）
スポーツの際の汗対策であれば「IPX4」以上を目安とし、スポーツ後のシャワーまで考える場合は「IPX7以上」がおすすめです。どのようなシーンで利用するかを考え、必要な防水機能の等級を選びましょう。
ランニングに最適なイヤホンをお探しの方は「ランニングにおすすめのイヤホン10選！運動に最適なモデルを紹介」もご覧ください。
接続端子の規格を確認する
一般的な有線イヤホンの接続端子の規格は3.5mmです。端子サイズが一緒であれば、イヤホンのプラグをそのまま差し込んで使用できます。
スマホで有線イヤホンを利用する場合、イヤホンジャックがないタイプもあるため、変換アダプターの準備が必要です。
イヤホンの種類によっては、接続端子がライトニング端子やType-C端子になっているため、購入の際に確認しておきましょう。
有線イヤホンおすすめ10選！
ここからは、カナル型とインナーイヤー型に分けておすすめの有線イヤホンを紹介します。ぜひ有線イヤホンを購入する際の参考としてください。
カナル型のおすすめ有線イヤホン5選
フィリップス｜PHILIPS イヤホン カナル型 PRO6305
| 本体重量 | 表記なし |
| タイプ | カナル型 |
| 接続端子 | φ3.5mm ミニプラグ |
| ハイレゾ音源 | ハイレゾ対応 |
| 防水・防滴 | 防水・防滴非対応 |
| リモコン・マイク | リモコン・マイク対応 |
| ドライバーユニット | 表記なし |
オウルテック｜OWLTECH ライトニングイヤホン カナル型 シルバー OWL-EPLT01-SSI
| 本体重量 | 13g |
| タイプ | カナル型 |
| 接続端子 | ライトニング端子 |
| ハイレゾ音源 | 表記なし |
| 防水・防滴 | 防水・防滴非対応 |
| リモコン・マイク | リモコン・マイク対応 |
| ドライバーユニット | 表記なし |
クオリティトラストジャパン｜QUALITY TRUST JAPAN イヤホン カナル型 USB-C ブルー QTC-0800BL
| 本体重量 | 表記なし |
| タイプ | カナル型 |
| 接続端子 | USB |
| ハイレゾ音源 | 表記なし |
| 防水・防滴 | 表記なし |
| リモコン・マイク | リモコン・マイク対応 |
| ドライバーユニット | 表記なし |
京ハヤ｜KYOHAYA イヤホン カナル型 レッド JKEY30RD
| 本体重量 | 表記なし |
| タイプ | カナル型 |
| 接続端子 | ライトニング端子 |
| ハイレゾ音源 | 表記なし |
| 防水・防滴 | 表記なし |
| リモコン・マイク | リモコン・マイク対応 |
| ドライバーユニット | ダイナミック型 |
ホコ｜hoco イヤホン カナル型 シルバー M63-FVEP-SV
| 本体重量 | 表記なし |
| タイプ | カナル型 |
| 接続端子 | 表記なし |
| ハイレゾ音源 | 表記なし |
| 防水・防滴 | 防水・防滴非対応 |
| リモコン・マイク | リモコン・マイク対応 |
| ドライバーユニット | 表記なし |
インナーイヤー型のおすすめ有線イヤホン5選
フィリップス｜PHILIPS イヤホン インナーイヤー型 ホワイト TAE1018WT/93
| 本体重量 | 12.9g |
| タイプ | インナーイヤー型 |
| 接続端子 | USB |
| ハイレゾ音源 | ハイレゾ対応 |
| 防水・防滴 | 表記なし |
| リモコン・マイク | リモコン・マイク対応 |
| ドライバーユニット | 表記なし |
ジェイブイシー｜JVC インナーイヤー型イヤホン HP-F240-R 1.2mコード
| 本体重量 | 3.9g（コード含まず） |
| タイプ | インナーイヤー型 |
| 接続端子 | φ3.5mm ミニプラグ |
| ハイレゾ音源 | 表記なし |
| 防水・防滴 | 防水・防滴非対応 |
| リモコン・マイク | 表記なし |
| ドライバーユニット | 表記なし |
オーディオテクニカ｜audio-technica イヤホン インナーイヤー型 ATH-C505IS BL ブルー
| 本体重量 | 約5g |
| タイプ | インナーイヤー型 |
| 接続端子 | φ3.5mm ミニプラグ |
| ハイレゾ音源 | 表記なし |
| 防水・防滴 | 防水・防滴非対応 |
| リモコン・マイク | リモコン・マイク対応 |
| ドライバーユニット | 表記なし |
JVC｜ジェイブイシー インナーイヤー型 HP-F140-A ペパーミントブルー
| 本体重量 | 5g（コード含まず） |
| タイプ | インナーイヤー型 |
| 接続端子 | φ3.5mm ミニプラグ |
| ハイレゾ音源 | 表記なし |
| 防水・防滴 | 防水・防滴非対応 |
| リモコン・マイク | 表記なし |
| ドライバーユニット | 表記なし |
エレコム｜ELECOM イヤホン インナーイヤー型 レッド EHP-DF10IMRD
| 本体重量 | 表記なし |
| タイプ | インナーイヤー型 |
| 接続端子 | USB |
| ハイレゾ音源 | 表記なし |
| 防水・防滴 | 防水・防滴非対応 |
| リモコン・マイク | リモコン・マイク対応 |
| ドライバーユニット | ダイナミック型 |
有線イヤホンは、ワイヤレスイヤホンと比べて音質の安定感や遅延が発生しにくく、イヤホン本体が充電不要で、紛失しにくい点が有線イヤホンの特徴です。
有線イヤホンのなかでも、リケーブルタイプの有線イヤホンであればケーブルを交換できるため、ケーブルが損傷しても交換するだけでお気に入りのイヤホンを継続して使用できます。
有線イヤホンを選ぶ際は、イヤホンジャックの大きさがプレーヤーと合っているかを確認しつつ、音質と機能のそれぞれの面で自分の用途に適したものを選びましょう。
-
有線イヤホンで高音質を楽しむ場合は、何を基準に選んだら良いの？
「ハイレゾ」対応の有線イヤホンを選びましょう。ハイレゾについては「▶高音質にこだわる場合は「ハイレゾ」対応を選ぶ」をご覧ください。
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有線イヤホンを使用するメリットは何？
有線イヤホンのメリットは、音質の安定感と低遅延です。詳しくは「▶有線イヤホンとは？メリットを解説」をご覧ください。
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