ワイヤレスイヤホンの寿命は？買い替えサインや長持ちのコツを解説

ワイヤレスイヤホンに使用されているリチウムイオンバッテリーは、3年ほどで寿命を迎えるため、3年周期で買い替える方が多いです。

ただし、使用頻度が高く日常的に充電を繰り返している場合は、2〜3年を待たずに寿命が来る場合もあります。

ワイヤレスイヤホンは、使い方次第で長持ちさせることもできるので、買い換えた際は後述の「▼ワイヤレスイヤホンを長持ちさせる方法」を参考にしてください。

次のような症状が見られるときは、ワイヤレスイヤホンの寿命が来ている可能性があります。

▼音が聞こえない
▼音が途切れる・音飛びやノイズが入る
▼充電が減るスピードが早い・充電されない

ここからは、それぞれの寿命サインについて、詳しく解説します。

ワイヤレスイヤホンから音が聞こえない場合、寿命を迎えている可能性があります。しかし、音が聞こえない原因には次のようなケースも考えられます。

• Bluetooth接続が切れている
• ボリュームやペアリングなどが正しく設定されていない
• 充電が切れている

接続や設定、充電などを見直しても改善されない場合、寿命の可能性があります。

「音が途切れる」「音飛びがある」「ノイズが入る」といった場合も、ワイヤレスイヤホンの寿命が近いサインです。

ただし、寿命以外に、Wi-Fiや電子レンジなどの電波による干渉や、バッテリー残量が少ないなどの理由から、音の品質低下が見られるときもあります。

他のデバイスに接続し直したり、Wi-Fiや電子レンジの影響を受けない場所で使用したりして、原因を探ってみましょう。それでも音が正常に聞こえないときは、買い替えを検討してください。

充電の減るスピードが早かったり、正常に充電されなかったりする場合も、ワイヤレスイヤホンの寿命が来ている可能性があります。

先述の通り、ワイヤレスイヤホンの寿命は、多くの場合バッテリーに原因があります。満タンに充電しても、「電池がすぐなくなる」と感じたら、買い替えを検討する必要があるでしょう。

ワイヤレスイヤホンを長持ちさせるためには、以下の方法が有効です。

▼過放電・過充電に注意する
▼使用していないときはケースに戻す
▼イヤホン内部を定期的に掃除する

ここでは、それぞれの方法について詳しく解説します。

ワイヤレスイヤホンに使われているリチウムイオンバッテリーを長持ちさせるためには、過放電と過充電を避けましょう。過放電とは充電の残量がゼロの状態、過充電とは充電が満タンの状態を指します。

使用している製品の取扱説明書を読み、フル充電までの時間と、充電がゼロになるまでの時間を把握しましょう。充電量は、20～80％程度を目安に維持するのがおすすめです。過放電や過充電を避け適度な充電量を保つことで、ワイヤレスイヤホンは長く使えるでしょう。

ワイヤレスイヤホンを使用していないときは、専用のケースに戻しておきましょう。ワイヤレスイヤホンを出しておくと、ホコリが機械の内部に入り込み、故障のリスクが高まります。

専用ケースにしまえば寿命以外のトラブルから守れるほか、紛失を防ぐこともできるため、ワイヤレスイヤホンを長く使えるでしょう。

長持ちさせるためには、定期的に次のような手入れをしましょう。

• 柔らかい布でイヤホン全体を拭く
• ブラシで音の出るメッシュ部分の汚れを取る
• 綿棒を使ってケース内部のホコリを取る

長く使用していると、耳垢やホコリなどの汚れがイヤホンやケースに付着します。また、ポケットやかばんに入れて持ち歩く機会が多いと、汚れやすくなります。

イヤホンの中や充電の接続部分にホコリなどが入ると不具合の原因となるため、定期的な掃除を心がけましょう。

長く使えるワイヤレスイヤホンを選ぶには、次の3点をチェックしましょう。

▼連続再生時間が長いモデルを選ぶ
▼防水性能のあるモデルを選ぶ
▼保証サポートが充実したモデルを選ぶ

ワイヤレスイヤホンは選び方に注意すれば、長持ちさせることが可能です。ここでは、それぞれの選び方について紹介します。

なお、ワイヤレスイヤホンの種類として、両側が完全に分離した「完全ワイヤレスイヤホン」と呼ばれる種類のイヤホンもあります。コードの不具合などによる故障のリスクが軽減されていて、長く使える傾向にあります。詳しくは、「▶おすすめの完全ワイヤレスイヤホンは？失敗しない選び方を徹底紹介」をご参照ください。

連続再生時間が長いモデルであれば充電する頻度が減り、バッテリーの消耗が少なくなるため、ワイヤレスイヤホンを長持ちさせられます。

充電回数が多いと、寿命が訪れる時期も早まります。連続再生時間の長いワイヤレスイヤホンを選ぶことで、結果として長く使えるでしょう。

基本的にワイヤレスイヤホンは水や湿気に弱いため、防水性能のあるモデルを選ぶのがおすすめです。防水性能は「IPX」に0から8までの数字を組み合わせ、「IPX4」と表示されます。数字は等級を表し、大きくなるほど高性能です。

IPX4以上のモデルであれば汗や雨に濡れても支障が少なく、IPX5では軽く水洗いをしても壊れにくいです。ただし、水没には耐えられないため、よりリスクに備えたいのであれば、さらに等級の高いモデルを使用すると良いでしょう。

また、「IPX」の“X”は防塵性能(防塵等級)を指しており、商品によってはIP68など2桁の数字が表示されていますが、この場合は6が防塵等級、8が防水等級を指しています。

保証サポートが充実したモデルであれば、万が一故障しても修理が可能なため、ワイヤレスイヤホンを長く使うことができるでしょう。

保証サポートの期間や内容は、商品によって異なります。保証内容の例としては、無料保証期間が12ヶ月、返品期間30日などがあります。購入の際には保証期間や内容を確認し、比較・検討したうえで、必要な保証があるイヤホンを購入しましょう。

ここでは、買い替えにおすすめのワイヤレスイヤホンを紹介します。自分が使用するシチュエーションに合ったワイヤレスイヤホンを探してみてください。

なお、ワイヤレスイヤホンには、ゲームや運動に適した製品など、さまざまな種類があります。興味のある方は、以下の記事もご参照ください。

「▶FPSや音ゲーにおすすめのゲーミングイヤホンを紹介！コスパの良いモデルも」
「▶プロゲーマーも愛用している！人気のゲーミングイヤホンと選び方を解説」
「▶ランニングにおすすめのイヤホン10選！運動に最適なモデルを紹介」
「▶【2024】ノイズキャンセリングイヤホンおすすめ10選！選び方も解説」

ワイヤレスイヤホンの寿命は約3年と言われ、リチウムイオンバッテリーの劣化が主な原因です。寿命を迎えると、音が聞こえなくなったり、充電の頻度が増えたりする症状が表れます。

ワイヤレスイヤホンを長く使うためには、防水性能があり、連続再生可能時間の長い製品を選ぶのがおすすめです。過放電や過充電を避け、定期的に手入れをすることで、より長持ちさせることができます。