縦型との違いも解説!
洗濯機には縦型とドラム式の2種類があります。
ドラム式洗濯機の機能性が気になっているものの、
「ドラム式洗濯機にデメリットはある?」「縦型と比べて便利?」
といった疑問を持つ方も多いかと思います。
そこで今回は、ドラム式洗濯機のメリット・デメリットを縦型洗濯機と比較しながら解説します。
おすすめのドラム式洗濯機も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
ドラム式洗濯機の特徴や縦型との違い
ドラム式洗濯機と縦型洗濯機の大きな違いは、洗濯槽の向きです。ドラム式洗濯機は洗濯槽が横向きに配置されていて、洗濯物を横から取り出します。縦型洗濯機は、洗濯槽が縦向きで、洗濯完了時は洗濯物を上から取り出します。

また、ドラム式は乾燥機付きモデルが一般的で、洗濯機に入れたまま衣服の乾燥まで終わらせることができます。

縦型洗濯機やドラム式洗濯機のおすすめ商品について詳しくは、「▶ドラム式洗濯機おすすめ6選!容量や機能別に紹介」「▶縦型洗濯機のおすすめ6選!ドラム式との違いや選び方も解説」をご覧ください。
ドラム式洗濯機のデメリット
ドラム式洗濯機は便利な反面、以下のような購入前に知っておくべきデメリットもあります。
ドラム式洗濯機を購入する前に、ここで解説するデメリットを確認しておきましょう。
広いスペースが必要
ドラム式洗濯機は、縦型洗濯機よりも比較的サイズが大きいので、購入前に設置できるスペースがあるか事前に確認が必要です。また、ドラム式洗濯機は扉を手前に引いて開けるので、洗濯置き場には奥行き1メートル以上のスペースも必要です。
また、サイズが大きくなるので、エレベーターや玄関の扉、廊下の曲がり角など、搬入経路を十分に確認しておく必要もあります。
洗濯機のサイズについて詳しくは「▶洗濯機の最適なサイズは?購入前の注意点や人数別おすすめ商品12選」をご覧ください。

価格が高い
ドラム式洗濯機は、縦型洗濯機よりも本体価格が高い傾向にあります。また、乾燥機能も使う場合、電気代も高くなります。
しかし、ドラム式洗濯機は、家事の時間を節約できる点がメリットなので、価格と時間の節約のどちらを優先するのかを考えて購入すると良いでしょう。
音が大きい
ドラム式洗濯機は、たたき洗いの性質上、縦型洗濯機よりも運転音が大きい場合があります。集合住宅に住んでいる場合は深夜を避けるなど、使用する時間帯に配慮が必要です。
ただし、近年は静音モデルのドラム式洗濯機も販売されているので、周囲への音が気になる場合は、静音モデルを選ぶことをおすすめします。
子どもが閉じ込められる可能性がある
子どもが誤って、ドラム式洗濯機の中に閉じ込められる事故が、過去に報告されています。これは、ドラム式洗濯機のドアが子どもでも開け閉めしやすく、中からは開けられない設計になっている影響で発生した事故です。
小さなお子さんがいる家庭では、ドラム式洗濯機にチャイルドロックをかけることで、事故が発生するリスクを軽減できるでしょう。また、近年のモデルは「閉じ込め防止機能」が搭載されていたり、内側からドアを開けられる設計になっていたりするので、購入前に安全性を確認するのもおすすめです。
ドラム式洗濯機のメリット
縦型洗濯機と比較したときのドラム式洗濯機のメリットは以下の通りです。
ここからは、ドラム式洗濯機のそれぞれのメリットを詳しく解説していきます。
節水性が高く衣服にやさしい
ドラム式洗濯機の洗濯方式は、洗濯槽の回転とともに洗濯物を持ち上げる「たたき洗い」という洗い方を採用しています。縦型洗濯機の「こすり洗い」と比べて、たたき洗いは衣服同士の摩擦が少ないので、繊維が傷みにくいです。
さらに、たたき洗いは少ない水や洗剤で洗えるため、節水性が高い点も魅力です。
衣服を干す手間を省ける
ドラム式洗濯機は、乾燥機能が付いているモデルが多く、洗濯物を干す時間を省ける点も特長です。家事の時間を節約できるので、他の作業に時間を割くことができます。
また、ドラム式洗濯機は洗濯物を乾燥させるときに衣類を持ち上げて下に落とす力を利用するため、熱を加えるだけの乾燥機よりも、ふんわりと仕上がります。

雨でも洗濯できる
先述の通り、乾燥機能付きのドラム式洗濯機は、外干しの必要がないので、雨や雪などの天候に左右されずに洗濯できます。また、「花粉やPM2.5が衣服に付着しない」「部屋干し臭を気にする必要がない」といったメリットがあります。
お出かけ中に洗濯物を乾かすという使い方もできるので、ドラム式洗濯機を回してから外出することで、帰宅する頃には乾いた状態で取り込むことが可能です。
ただし、縦型洗濯機をお使いの方でも、洗濯乾燥機を設置することで、外出中に洗濯乾燥をすることができます。詳しくは「▶洗濯乾燥機おすすめ7選!メリットや選ぶ時のポイントも解説」をご覧ください。
プライバシーが守られる
乾燥機能付きのドラム式洗濯機は、外干しする必要がなく、家の中で洗濯が完結します。洗濯物を外に干したくない一人暮らしの女性や、1階に住んでいる方には、特に防犯上おすすめです。
ドラム式洗濯機と縦型洗濯機のメリット・デメリットを比較
ドラム式洗濯機と縦型洗濯機のメリット・デメリットを比較すると以下のようになります。洗濯機に求める機能やメリット・デメリットを考慮し、自分にあった洗濯機を選びましょう。
ドラム式洗濯機 | 縦型洗濯機 | |
メリット | ・衣服が傷みにくい ・乾燥機能付きが多い ・洗濯が天気に左右されない ・家事の時間を節約できる |
・価格が安い ・本体がコンパクトでスペースを取らない ・1人暮らし向けの住宅でも搬入/設置しやすい |
デメリット | ・価格が高い ・広い設置スペースが必要 ・比較的音が大きい |
・衣服が傷みやすい ・多くの水が必要で、節水性は劣る ・洗濯機のふたが上に付いているため、取り出しにくい |
買い替えにおすすめのドラム式洗濯機7選
ここでは、買い替えにおすすめのドラム式洗濯機を7つ紹介します。比較しながら、最適な製品を検討しましょう。

ハイアール|Haier ドラム式洗濯機 ホワイト JW-TD90SA
本体サイズ(幅×高さ×奥行) | 595×860×640mm |
本体重量 | 78kg |
洗濯容量 | 洗濯9.0kg |
洗浄方式 | お湯洗い機能 |
インバーター搭載 | あり |
乾燥容量 | 乾燥機能なし |
乾燥方式 | 乾燥機能なし |
洗剤・柔軟剤 自動投入 | あり |
ドアタイプ | 左開き |
コース | 15コース |
運転音[洗濯時] | 33dB |
運転音[脱水時] | 48dB |
運転音[乾燥時] | 乾燥機能なし |
運転時間[洗濯時] | 53分 |
標準使用水量[洗濯時] | 71L |
標準使用水量[洗濯〜乾燥時] | 乾燥機能なし |
タイマー予約 | あり |
設置可能防水パン(幅×奥行) | 640×640mm |

アイリスオーヤマ|IRIS OHYAMA ドラム式洗濯乾燥機 ホワイト CDK852-W
本体サイズ(幅×高さ×奥行) | 595×908×652mm |
本体重量 | 72kg |
洗濯容量 | 洗濯8.0kg |
洗浄方式 | 温水洗浄 |
インバーター搭載 | あり |
乾燥容量 | 乾燥5.0kg |
乾燥方式 | ヒーター乾燥(排気タイプ) |
洗剤・柔軟剤 自動投入 | なし |
ドアタイプ | 左開き |
コース | 12コース |
運転音[洗濯時] | 40dB |
運転音[脱水時] | 44dB |
運転音[乾燥時] | 44dB |
運転時間[洗濯〜乾燥時] | 3時間54分 |
標準使用水量[洗濯時] | 30L |
標準使用水量[洗濯〜乾燥時] | 80L |
タイマー予約 | 洗濯:約3〜19時間後、洗濯乾燥:約7〜19時間後 |
設置可能防水パン | 520mm |

シャープ|SHARP ドラム式洗濯乾燥機 ES-S7J-WL
本体サイズ(幅×高さ×奥行) | 640×1039×600mm |
本体重量 | 73kg |
洗濯容量 | 洗濯7.0kg |
洗浄方式 | 表記なし |
インバーター搭載 | あり |
乾燥容量 | 乾燥3.5kg |
乾燥方式 | ヒーター乾燥(水冷・除湿タイプ) |
洗剤・柔軟剤 自動投入 | 表記なし |
ドアタイプ | 左開き |
コース | [洗濯]標準/おうち流、おしゃれ着、時短、毛布 [洗濯〜乾燥]標準/おうち流、部屋干し、毛布 [洗濯〜乾燥]標準/おうち流、おしゃれ着、毛布 |
運転音[洗濯時] | 24dB |
運転音[脱水時] | 39dB |
運転音[乾燥時] | 36dB |
運転時間[洗濯〜乾燥時] | 170分 |
標準使用水量[洗濯時] | 57L |
標準使用水量[洗濯〜乾燥時] | 80L |
タイマー予約 | あり |
設置可能防水パン | 内寸奥行き54cm以上 |

パナソニック|Panasonic ドラム式洗濯乾燥機 Cuble(キューブル) スモーキーブラック NA-VG2900L-K
本体サイズ(幅×高さ×奥行) | 639×1050×665mm |
本体重量 | 74kg |
洗濯容量 | 洗濯10.0kg |
洗浄方式 | 温水スゴ落ち泡洗浄、ジェットバブル、浸透ジェットシャワー、約15℃洗濯モード |
インバーター搭載 | あり |
乾燥容量 | 乾燥5.0kg |
乾燥方式 | ヒーター乾燥(排気タイプ) |
洗剤・柔軟剤 自動投入 | あり |
ドアタイプ | 左開き |
コース | 洗濯16コース、乾燥4コース、洗濯〜乾燥10コース、ナノイー4コース |
運転音[洗濯時] | 32dB |
運転音[脱水時] | 42dB |
運転音[乾燥時] | 46dB |
運転時間[洗濯〜乾燥時] | 標準乾燥モード 195分 |
標準使用水量[洗濯時] | 78L |
標準使用水量[洗濯〜乾燥時] | 65L |
タイマー予約 | あり |
設置可能防水パン | 奥行(内寸)540mm以上 |

アクア|AQUA ドラム式洗濯乾燥機 AQUA ホワイト AQW-DX12R-L(W)
本体サイズ(幅×高さ×奥行) | 595×943×685mm |
本体重量 | 94kg |
洗濯容量 | 洗濯12.0kg |
洗浄方式 | ドラム式 |
インバーター搭載 | あり |
乾燥容量 | 乾燥6.0kg |
乾燥方式 | ヒートポンプ乾燥 |
洗剤・柔軟剤 自動投入 | あり |
ドアタイプ | 左開き |
コース | 洗濯12/洗乾10/乾燥5/エアウォッシュ5 |
運転音[洗濯時] | 約34dB |
運転音[脱水時] | 約45dB |
運転音[乾燥時] | 約45dB |
運転時間[洗濯〜乾燥時] | 約139分 |
標準使用水量[洗濯時] | 約84L |
標準使用水量[洗濯〜乾燥時] | 約59L |
タイマー予約 | 洗濯2〜24時間後/洗乾・乾燥6〜24時間後(1時間単位) |
設置可能防水パン | 幅内寸590mm/奥行内寸540mm以上 |

日立|HITACHI ドラム式洗濯機 ビッグドラム ホワイト BD-SX130KL-W
本体サイズ(幅×高さ×奥行) | 630×1065×720mm |
本体重量 | 約92kg |
洗濯容量 | 洗濯13.0kg |
洗浄方式 | ナイアガラ洗浄 |
インバーター搭載 | あり |
乾燥容量 | 乾燥7.0kg |
乾燥方式 | ヒートポンプ乾燥 |
洗剤・柔軟剤 自動投入 | あり |
ドアタイプ | 左開き |
コース | 表記なし |
運転音[洗濯時] | 34dB |
運転音[脱水時] | 37dB |
運転音[乾燥時] | 49dB |
運転時間[洗濯〜乾燥時] | 93分 |
標準使用水量[洗濯時] | 94L |
標準使用水量[洗濯〜乾燥時] | 65L |
タイマー予約 | あり |
設置可能防水パン(幅×奥行) | 内寸奥行き540mm以上 |

パナソニック|Panasonic ドラム式洗濯乾燥機 LXシリーズ マットホワイト NA-LX127DR-W
本体サイズ(幅×高さ×奥行) | 639×1060×722mm |
本体重量 | 81kg |
洗濯容量 | 洗濯12.0kg |
洗浄方式 | 新バッフル+新バックフィルター、ジェットバブル、高浸透バブルシャワー、温水機能、15℃洗浄モード |
インバーター搭載 | あり |
乾燥容量 | 乾燥6.0kg |
乾燥方式 | ヒートポンプ乾燥 |
洗剤・柔軟剤 自動投入 | あり |
ドアタイプ | 右開き |
コース | 洗濯18コース、乾燥8コース、洗濯〜乾燥12コース、スチーム1コース |
運転音[洗濯時] | 32dB |
運転音[脱水時] | 41dB |
運転音[乾燥時] | 46dB |
運転時間[洗濯〜乾燥時] | 標準乾燥モード 98分/省エネ乾燥モード 165分 |
標準使用水量[洗濯時] | 83L |
標準使用水量[洗濯〜乾燥時] | 55L |
タイマー予約 | 1時間単位、予約時の運転終了時間調整機能 |
設置可能防水パン(幅×奥行) | 奥行(内寸)540mm以上 |
ドラム式洗濯機のデメリットは、縦型と比べて初期費用が高い点や搬入・設置場所にスペースが必要である点、運転音が大きく深夜の運転には不向きな点などが挙げられます。とはいえ節水性が高く、干す手間を省けるなど、ドラム式洗濯機によって得られるメリットもあります。
特に乾燥機能は、仕事や家事で忙しい方には最適です。時間を有効活用したい方は、ドラム式洗濯機を検討してみてはいかがでしょうか。
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ドラム式洗濯機のデメリットはなんですか?
ドラム式洗濯機には縦型の洗濯機と比べ、「広いスペースが必要」「価格が高い」「音が大きい」「子どもが閉じ込められる可能性がある」といったデメリットがあります。デメリットも十分に把握したうえで、購入を検討しましょう。詳しくは「▶ドラム式洗濯機のデメリット」をご参照ください。
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ドラム式洗濯機はどのような点がおすすめですか?
乾燥機能があるため、洗濯を干したり取り込んだりする手間を削減できるほか、天候に左右されるなど、外干しのデメリットを解消できる点が挙げられます。詳しくは「▶ドラム式洗濯機のメリット」をご参照ください。